YABOサタデー映画館―2017.11.11

『YABO』の由来は野望。
野望という強い意志を持って前向きに生きる人を取材し、その人の魅力や情報を発信するフリーペーパーです。
WEB版では毎週土曜日に「YABOサタデー映画館」を掲載。
作品をあらすじとともに野望や希望、理想にあふれる人物をYABO人としてピックアップします。

今週は下記の5作品をご紹介します。
『MASTER/マスター』
『エキストランド』
『写真甲子園 0.5秒の夏』
『人生はシネマティック!』
『劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~』

『MASTER/マスター』

『MASTER/マスター』

Ⓒ2016 CJ E&M CORPORATION, ZIP CINEMA. ALL RIGHTS RESERVED

YABO人:金融投資会社ワン・ネットワーク会長・チン・ヒョンピル(イ・ビョンホン)
表向きは健全な法人組織を装っているが、カリスマ的なテクニックで個人投資家から多額の投資金を巻き上げ、実体のない詐欺行為で巨万の富を築く。「権力は金で買える」と豪語し、政官界をバックに法の制裁を軽々とかわしてきた。

YABO人:知能犯罪捜査班長のキム・ジェミョン刑事(カン・ドンウォン)
知力の限りを尽くして正義の制裁を喰らわせようとする頭脳明晰なリーダー。緻密な分析力と果敢な行動力を兼ね備え、執念と信念の力でチン・ヒョンピルの犯罪を暴こうとするエリート警察官。

YABO人:天才ハッカーのパク・ジャングン(キム・ウビン)
チン会長を支える若手ブレーン。優れた頭脳とプログラミングスキルで巨大なネットワークを育て上げてきた。キム・ジェミョンから「捜査に協力すれば自由の身にする」と司法取引を持ちかけられ、会長への忠誠を守るか、自分の人生を守るか、究極の選択を迫られる。

作品の冒頭、スタジアムの大観衆の前でチン会長が演説をするのだが、演じるイ・ビョンホンのカリスマ性が遺憾なく発揮され、これならたとえ詐欺と分かっていても騙されてしまうに違いないと感じる。とにかくカッコいいのでファンの方はお見逃しなく。また、『華麗なるリベンジ』でお茶目な詐欺師を演じたカン・ドンウォンが一変して、詐欺師を追い詰める寡黙なエリート警察官に。アクションシーンのために体重を10キロ増やし、撮影の数カ月前からボクシングのトレーニングを受けて挑んだ。そして明るく元気なムードメーカー役はパク・ジャングンを演じるキム・ウビンが担当。若さゆえの過剰な自信が危うさも醸し出す。
モデルから俳優の道に進んだ3人のイケメン俳優の競演をぜひ楽しんでほしい。

『MASTER/マスター』
2017年11月10日(金) TOHOシネマズ 新宿他、全国ロードショー!
監督・脚本:チョ・ウィソク
出演:イ・ビョンホン、カン・ドンウォン、キム・ウビン
配給:ツイン
Ⓒ2016 CJ E&M CORPORATION, ZIP CINEMA. ALL RIGHTS RESERVED
公式サイト: http://master-movie.jp/

『エキストランド』

『エキストランド』

©Koto Production Inc.

YABO人:プロデューサー・駒田(吉沢悠)
過去の大失敗から映画を撮れなくなり、映画で地元を盛り上げたいと思っている市民たちを騙して、自分のためだけに映画を作ろうと画策する。

坂下雄一郎監督が約2年半をかけて、13に及ぶ全国のフィルムコミッションへの取材を敢行して執筆した完全オリジ ナル脚本はリアルなネタ満載に違いない。地方創生が謳われる時代に対し鋭い風刺やユーモアを交えつつ、映画製作 やモノ作りをするうえで大切なことは何なのかというメッセージを盛り込んだ。撮影は、関東近郊及び、信州上田フィルムコミッションの全面協力のもと実施。さらに上田では延べ300名以上に及ぶ市民エキストラが協力した。映画で町おこしをしようとする人たちを口先だけでいいように使う悪辣プロデューサーに吉沢悠。意外な役だったが、セリフを立て板に水のように繰り出し、実はこんな人?と思ってしまう。一方、詐欺師が似合いそうな戸次重幸が何も言えず、プロデューサー・駒田に言いなりの監督を好演している。

『エキストランド』
11月11日(土)よりユーロスペース、上田映劇ほか全国順次公開
監督:坂下雄一郎
出演:吉沢悠 戸次重幸 前野朋哉 金田哲(はんにゃ)
企画・製作・配給:株式会社コトプロダクション
©Koto Production Inc.
公式サイト:http://extrand.jp/

『写真甲子園 0.5秒の夏』

『写真甲子園 0.5秒の夏』

©シネボイス

YABO人:関西学園写真部の尾山夢叶(笠 菜月)、山本さくら(白波瀬海来)、伊藤未来(中田青渚)の3人
「写真甲子園に行くのに、楽しいことなんかひとつもあらへん。でもな、行ったらほんま人生変わるで」と熱く語る顧問の久華栄子(秋野暢子)の指導の下、高校写真部日本一を決める大会「全国高等学校写真選手権大会」、通称「写真甲子園」に出場し、「挑戦した人だけが見える世界」を体験したいと願っていた。

YABO人:桜ヶ丘学園写真部3年の椿山翔太(甲斐翔真)
大学進学に写真は役に立たないと他の部員は辞め、廊下の隅を部室にしてたったひとりで活動していた。受験勉強に専念するよう校長(緒形幹太)には言われていたが、今年の夏が最後のチャンスとなる写真甲子園にどうしても出場したいと思っていた。唯一の理解者は、写真部顧問、高島 晃(河相我聞)だけ。しかし、写真甲子園は3人がひとチーム。受験勉強に必死な幼なじみの中野大輝(萩原利久)と、ボランティア部に所属している後輩の霧島絢香(中川梨花)に頼み込み、なんとかチームを結成し、予選突破に向けて活動を開始した。

<「写真甲子園」とは>
高校写真部の日本一を決める全国大会「全国高等学校写真選手権大会」、通称「写真甲子園」。
毎年夏、北海道東川町で本戦大会が開催される。1994年の第1回大会に始まり、今年(2017年)で第24回目を迎える。3人でひとチームを構成。毎年500校を超える応募数から、「初戦審査会」に続き、「ブロック別審査会」を勝ち抜いた18校(原則)のみが本戦大会へのキップを手にする。東川町での本戦は、3ステージで争われ、ステージ毎に「作品テーマ」が与えられる。最終的に、3ステージの合計ポイントにより、全国高校日本一の写真部が決定する。

『写真甲子園 0.5秒の夏』
11月11日(土)北海道先行公開、11月18日(土)全国順次公開
監督・脚本:菅原浩志
出演: 笠 菜月、白波瀬海来、中田青渚、甲斐翔真、萩原利久、中川梨花、千葉真一、秋野暢子
配給:BS-TBS
©シネボイス
公式サイト: http://syakoumovie.jp/

『人生はシネマティック!』

『人生はシネマティック!』

©BRITISH BROADCASTING CORPORATION / THEIR FINEST LIMITED 2016

YABO人:コピーライターの秘書カトリン(ジェマ・アタートン)
徴兵されたライターの代わりに書いた広告コピーが情報省映画局の特別顧問バックリー(サム・クラフリン)の目に留まり、新作映画の脚本家としてスカウトされる。内容は「ダンケルクの戦い」でドイツ軍の包囲から撤退するイギリス兵士を救うため、父親の漁船で海にこぎ出した双子の姉妹の物語だった。スペイン戦争で足を負傷し、空襲監視員を務めながら画家の夢を諦めきれずにいる夫エリス(ジャック・ヒューストン)との暮らしを守るため、脚本執筆の仕事を引き受ける。情報省映画局からの出向する形で制作会社ベイカー・プロでの執筆がスタートし、バックリーとパーフィット(ポール・リッター)と共同で脚本化に挑戦する。しかし早々に情報省のフィル・ムーア(レイチェル・スターリング)から呼び出しを食らう。姉妹が乗る船ナンシー号のエンジン故障の場面が、英国の威信を傷つけるから脚本を直せと要求が入ったのだ。脚本のペアを組むバックリーからも容赦のないダメ出しをされ、厳しい検閲や政府の要望がある度に衝突しながら、脚本を進めていった。

先日、公開されたクリストファー・ノーラン監督の映画『ダンケルク』後のロンドンが舞台。男性が次々と徴兵され、街は女性や子ども、老人ばかり。そこにドイツ軍からの絶え間ない空爆が加わり、人々は疲弊していた。そこでイギリス政府は国民を元気づけるためにプロパガンダ映画を日夜製作する。それがこの作品の背景だ。
主人公を悩ますのは政府の検閲だけではない。監督はノンフィクションの経験しかなく、かつての人気俳優はプライドが捨て切れずにわがまま放題。政府はアメリカの参戦を促すため、勇敢なアメリカ人を登場させろと演技未経験のアメリカ人パイロットを連れてくる。それでも必死にベストを尽くす主人公に出演者やスタッフは共感し、みんなで泣き、笑いながらも現場の結束力は高まっていく。戦争中であっても、映画には夢がいっぱい詰まっているのだ。そして、その中で育まれた愛にほろりとした。

『人生はシネマティック!』
11月11日(土)より、新宿武蔵野館&ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開!
監督:ロネ・シェルフィ
出演:ジェマ・アータートン、サム・クラフリン、ビル・ナイ、ジャック・ヒューストン、リチャード・E・グラント、ヘレン・マックロリー、エディ・マーサン、レイチェル・スターリング、ジェレミー・アイアンズ
配給:キノフィルムズ
©BRITISH BROADCASTING CORPORATION / THEIR FINEST LIMITED 2016
公式サイト: http://jinsei-cinema.jp/

『劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~』

『劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~』

©大和和紀・講談社/劇場版「はいからさんが通る」製作委員会

YABO人:花村紅緒(早見沙織)
いつも明るくケンカっ早いところがあるが、義理人情に厚く、人を惹きつける。裁縫や掃除といった家事全般は大の苦手だが、剣を持たせれば右に出るものはいない。親友の環とともに楽しい学園生活を送り、恋も結婚相手も自分で選びたいと思っていたある日、祖父母の代から決められた許婚として、父親に伊集院忍少尉を紹介される。初めは反発するが、少しずつ少尉に魅かれていく。

YABO人:伊集院忍(宮野真守)
紅緒の許嫁であるイケメン陸軍少尉。伯爵家の息子である父とドイツ人の母との間に生まれた。幼い頃から祖母の悲恋を聞かされ、自分が祖母の代わりに相手の孫と結婚して祖母を喜ばせたいと考えていた。許婚の紅緒と出会い、その人柄に魅かれていき、本心から結婚したいと願う。

YABO人:藤枝蘭丸(梶裕貴)
紅緒より1つ年下の幼なじみ。歌舞伎の女形役者の美少年。いつも紅緒に振り回されているが、実は紅緒に片思いしている。

YABO人:青江冬星(櫻井孝宏)
紅緒が入社した出版社「冗談社」社長で『冗談倶楽部』編集長。女性に触れられると蕁麻疹が出てしまう。

大和和紀の代表作『はいからさんが通る』が連載40周年を記念して、劇場版アニメーション『前編 ~紅緒、花の 17 歳~』(2017 年)『後編 ~花の東京大ロマン~』(218 年予定)の二部作として公開される。前編では主人公の紅緒が少尉と出会い、反発しながらも惹かれていく。やっと気持ちが通じるかと思ったところで少尉が出征。紆余曲折を経て、紅緒が出版社社員として働くまでを描き、少尉、編集長、蘭丸、鬼島軍曹といったイケメン4人が全員出揃う。キャラクターデザインは今風になっており、キャラクターボイスには宮野真守、梶裕貴、櫻井孝宏といった人気実力派声優陣を起用。ナレーションはテレビアニメで少尉の声を担当した森功至が担当し、冒頭のナレーションを聞くと、かつてのファンとしては思わず「少尉!」と叫びたくなる。見どころは少尉の出征前夜。紅緒と少尉のやりとりは胸キュンするに違いない。なお、後編では、テレビアニメでは未完となった原作のラストエピソードまで描き切る。後編の公開が待ち遠しい。

『劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~』
前編 2017 年 11 月 11 日(土)/ 後編 2018 年公開予定
監督(前編)・脚本:古橋一浩
声の出演:花村紅緒:早見沙織、花村少尉:石塚運昇、伊集院 忍 :宮野真守、ばあや:鈴木れい子、青江冬星 :櫻井孝宏、牛五郎:三宅健太、鬼島森吾:中井和哉、吉次:伊藤 静、藤枝蘭丸 :梶 裕貴、北小路 環:瀬戸麻沙美
配給::ワーナー・ブラザース映画
©大和和紀・講談社/劇場版「はいからさんが通る」製作委員会
公式サイト: http://haikarasan.net/

2017-11-11 | Posted in NEWSComments Closed