全国各地の上映運動を経てついに東京本公開!映画『ロマンチック金銭感覚』

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未曾有の金融危機、円安による物価の高騰、市民への容赦ない課税……普段私たちが何気なく財布に入れている「お金」についての本質を問いかける映画『ロマンチック金銭感覚』は、全ての人類にコミットするやさしさとユーモアあふれるファンタジックドキュメンタリー。

俳優・緑茶麻悠と、映画作家・佐伯龍蔵が共同で監督し、独自の金銭感覚を持つ人々に二人が取材を重ねた映像をフィクションとして再構築した新感覚映画である本作。第17回田辺・弁慶映画祭では特別審査員にして『ジョゼと虎と魚たち』『メゾン・ド・ヒミコ』の監督・犬童一心に絶賛され、フィルミネーション賞を受賞。さらに東京ドキュメンタリー映画祭2023・長編コンペティション部門では準グランプリを獲得するなど高い評価を得続けてきた。

「田辺・弁慶映画祭セレクション2024」におけるテアトル新宿・テアトル梅田での上映後も、各地の映画館・施設・コミュニティといった様々な場で、作中に登場する「地域通貨」「物々交換(価値の交換)」を取り入れた上映や観客との交流イベントを行い、既存の枠に囚われない上映活動を試みてきた本作。そしてついに、「田辺・弁慶映画祭セレクション」での上映から1年を経て、待望の東京本公開が実現。新宿K’s cinemaを舞台に「お金とは何か?」を愉快に楽しく再考できる上映に挑戦する。

このたび、全国各地で上映運動を続けてきた映画『ロマンチック金銭感覚』の2025年9月6日(土)新宿K’s cinemaでの東京本公開が決定。同館での公開決定を記念してのティザー特報が解禁されたほか、本作を手がけた佐伯龍蔵監督&緑茶麻悠監督のコメント、上映トークイベントの登壇者予定情報が到着した。

《 佐伯龍蔵監督 & 緑茶麻悠監督 公開記念コメント 》

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劇場公開されてすぐに、作品が家で観られる時代です。この『ロマンチック金銭感覚』も、DVDでは販売しないの?配信ではいつ観れるの?って時々聞かれます。ごめんなさい、予定はありません。ですのでケイズシネマの上映は多くの方のご来場をお待ちしています。
──佐伯龍蔵

この映画は絶対AIには作れません。自分の目で見て、自分たちの足で動き、ありったけの時間を使い、感覚を大切にしながら作っていきました。何のために作っているのかわからなくなるくらい没頭した作品です。変てこりんな私たちの作品をぜひ体感しに来てください。
──緑茶麻悠

【 佐伯龍蔵(さえき・りゅうぞう)プロフィール】

1985年生まれ、富山県出身。小学生の頃から映画監督を志す。京都精華大学人文学部を中退し、1年半アジアを放浪した後、2007年より富山のミニシアターで映写技師として勤務。

劇場に舞台挨拶に来た市井昌秀監督に懇願し、映画製作の現場に制作部として参加。2012年に上京後、市井昌秀、金子修介、豊島圭介、矢口史靖の作品に助監督として参加。体調の不調により商業映画の助監督から身を引き、清掃のアルバイトをしながら自身の映画を制作し始める。

2013年に地元の商店街を舞台にした映画『がんこもん』を監督。勤務していた劇場で1000人以上の動員を記録する。2020年、東京都世田谷区を舞台に長編映画『あそびのレンズ』を監督。

【 緑茶麻悠(りょくちゃ・まゆ)プロフィール】

京都市で生まれる。京都市立芸術大学油画専攻卒業。在学中にはミュージカルと出会い出演を続け、上京。映画『関ヶ原』、NHK連続TV小説「ひよっこ」などにも出演。

俳優として数々の舞台や映像作品に出演する経験から仲間で作り上げていくことに魅力を感じ、舞台演出や短編映画の脚本、監督をするようになる。現在は京都を拠点に、日々の暮らしの中で見えてきたものや感じたことをテーマに絵画、音楽制作など自由気ままに活動している。

監督作の短編映画『wind chime』が第4回新⼈監督映画祭・短編作品部⾨にてグランプリ、京都国際映画祭2018・クリエイターズファクトリーにて観客賞を受賞。

《 新宿K’s cinema上映トークイベント・登壇者予定 》

傍嶋飛龍(そばじま・ひりゅう)*本作出演

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「人生をアートしよう」と、画家、万華鏡作家、音楽活動、廃材エコヴィレッジゆるゆる村長、とマルチに活動している芸術家。画家としての色彩感覚で独自の万華鏡表現に取り組む。独特な色彩センス、細部まで作り込まれたハイクオリティな作品に魅せられるファンが全国にいる。絵画の世界ではアウトサイダーアートからインスピレーションを得て、独特の世界観で第1回池田満寿夫記念芸術賞、第1回利根山光人記念賞で大賞を受賞。

吉田雅紀(よしだ・まさき)*本作出演

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1997年から起業コンサルタントとして、起業支援をスタート。自らもインキュベーションオフィス、ベンチャーファンドを運営。講演活動も積極的に行う。2000年、大阪産業創造館「あきない・えーど」所長を経て、「起きあがれニッポンDREAM GATE」の総合プロデューサーを歴任。2003年起業支援家部門経済産業大臣賞受賞。2023年から起業支援者育成事業である「起業支援プロフェッショナル認定講座」とその修了生と設立した起業支援プロフェッショナル協会の顧問を務める。2025年にYoutubeチャンネル『ビジネス吉田塾』を開設。

《 STORY 》

映画監督である龍蔵と麻悠は、働けど働けど常にお金がない貧乏監督コンビだ。その理由は売れない自主映画を定期的に作り続けているからである。生活費も底を付いたある日、二人は映画作りには避けて通れない「お金」について考え始める。 そんな夜、突然に旅人が来訪し二人に問いかける。

「お金って何ですか?」──二人はそれに答えることができない。

それから家ではおかしな出来事が起こり始める。突然黄金虫に変身してしまう龍蔵、置いた覚えのない種籾や蜂の巣、鉱石ラジオから傍受した異次元ラジオ、定食屋さんで見る謎のCM……その過程で二人は「地域通貨」という存在に出会い、その実践者に話を伺う。話を聞くうちに、普段何気なく使っている法定通貨の外側に、とてもロマンチックな経済圏があることを認識する。

どこまでが二人の妄想で、どこからが現実なのか?果たして二人は映画を完成させることができるのか?

《 作品情報 》

出演:湯山大一郎、傍嶋飛龍、江頭一晃、新井和宏、武井浩三、TAKE、林憲子、髙義彦、小松貴(声)、竹下しんいち、土屋ひな、矢鱈鯉寧、西村ひなた、みなみりょうへい、諸江翔大朗、タケダナヲ、梅岡浩、箱崎恵子、山ぐるみ、小吹修三、髙哲郎、荒木秀行(声)

脚本・監督・出演・編集:佐伯龍蔵、緑茶麻悠
撮影:加藤アラタ、栗原徹、西岡空良、高木陽春
撮影協力:赤井成彰、大西正彦、中島勇、渡辺雅海
劇中CM制作:下島匠 特殊映像:長良将史 カラリスト:Juan Pablo Mayol
録音:宮成弘 効果録音:東岳志 整音:佐片健 
劇中ラジオ音源:Kajiwara Bing Toshio 
ロゴデザイン:楯まさみ グラフィックデザイン:髙義彦 タイトル考案:柴田剛
協力:吉田雅紀、廃材エコヴィレッジゆるゆる、非営利株式会社eumo、喫茶 華林唐、シサム工房、京都デザイン&テクノロジー専門学校
企画・製作・配給:まちのレコード

2023年/日本/115分/カラー/ステレオ/アメリカンビスタサイズ/DCP
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2025-07-14 | Posted in NEWSComments Closed 
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