西島秀貴・小林薫主演の問題作からカンヌ審査員特別賞・カメラドール受賞作まで リビングルームシアターに新たに9タイトルが追加!

Covid-19対策として、映画館との共生を理念に5月23日に開設された弊社独自のオンラインシアター《リビングルームシアター》に、新たにシネマエンジェルとsimple+が参入することになった。その第一弾として今月17日より9タイトルを順次配信開始する。

ラインナップには、西島秀貴・小林薫主演、門井肇監督による死刑囚と死刑執行人の視点で死刑制度に真正面から切り込んだ問題作『休暇』をはじめ、知人の依頼で見ず知らずのシングルマザーと乳飲み子をパラグアイからブエノスアイレスまで送り届けることになる、寡黙な男の心理的変化を静かなタッチで描いたカンヌ・カメラドール受賞のロードムービー『アカシアの通る道』、冷徹な金貸し業の男が自宅に赤ん坊が置き去りにされていたことをきっかけに母親探しを始める内に自身の非人間性に気づかされることになるというカンヌある視点部門審査員賞受賞のコメディ映画『10月の奇跡』など、作品的に高い評価を受けながら脚光を浴びることの少なかった作品や劇場未公開のままに終わってしまった作品が中心となって構成されている。これらのタイトルは《リビングルームシアター》内のアーカイブカテゴリー《シネマテーク》セクションでの配信となる。

また映画館での同時公開を目指した《架空映画館》で6月6日から上映されていたビー・ガン監督の『凱里ブルース』の8月2日までの配信が決定。一方、劇場公開からまもない作品を紹介する《プレミアロードショー》セクションで公開中だった角田龍一監督の『血筋』は、売上が好調なことから《架空映画館》セクションでの公開に切り替える。

なおリビングルームシアターでは作品の供給元を広く求めており、今後も多方面からの参加を積極的に呼びかけていく予定。同サイト上でのリクエストも受け付けている。

今回の配信予定作品は以下のとおり。

7月17日(金)11:00AM〜
『休暇』門井肇 監督 / 西島秀貴・小林薫 主演 (2008)
『ホーム・スイートホーム』栗山富夫 監督 / 松山善三 脚本 / 神山繁・酒井美紀・小林稔侍・風吹ジュン 出演 (2000)
『ホーム・スイートホーム2 日傘の来た道』栗山富夫 監督 / 柴田恭兵・財津一郎・石田えり 出演 (2003)
『ドラゴン・ガール』YASMIN / ブルネイ初の長編・女性監督映画 / シテ・カルマディン監督 / リヤーナ・ヤス主演 (2014)
『監禁調教』 Night Vision / カナダのエロティックサスペンス / ナサニエル・ウォッシュ監督 / ノエル・デュボワ主演 (2011)

『休暇』
『ドラゴン・ガール』

7月24日(金)11:00AM〜
『アメリカン・スリープオーバー』The Myth of the American Sleepover / カンヌ批評家週間選出・ドーヴィル映画祭審査員特別賞・SXSWフィルムフェスティバル審査員特別賞受賞 / デヴィッド・ロバート・ミッチェル監督 / クレア・スロマ 主演 (2010)
『10月の奇跡』OCTUBRE / カンヌある視点部門審査員賞他 / ダニエル・ペガ・ビダル、ディエゴ・ベガ・ビダル監督 / ブルーノ・オダール主演 (2010)
『アカシアの通る道』Las acacias / カンヌ=カメラドール、ACID、グランドゴールデンレイル、ヤングクリティック賞・サンセバスチャン国際映画祭ホリゾン賞・アルゼンチンアカデミー賞初監督作品・新人監督賞 / パブロ・ジョルジェーリ監督 / ヘルマン・デ・シルバ主演 (2012)
『世界で一番ゴッホ を描いた男』China’s Van Goghs / SKIPシティ国際Dシネマ映画祭監督賞 / ユイ・ハイボー、キキ・ティンチー・ユイ監督 / ドキュメンタリー映画 (2016)

『10月の奇跡』
『世界で一番ゴッホ を描いた男』

2020-07-16 | Posted in NEWSComments Closed 
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