一度聞いたら耳から離れないリフレインが印象的な本編映像公開!
パヴリコフスキ監督最新作『COLD WAR あの歌、2つの心』より、「オーヨーヨイ」がリフレインする歌唱する本編映像が公開された。
本映像は、ポーランドの民族音楽を集め、歌唱力とダンスの才能に恵まれた少年・少女たちを集めた“マズレク舞踊団”が、ポーランドで永く歌い継がれてきた伝統的な楽曲「Dwa serduzka(ドゥヴァセルドゥシカ)(2つの心)」を舞踊団成功の象徴となる、ワルシャワの舞台で歌い上げるシーンから始まる。
舞台を指揮するのは舞踊団の立ち上げメンバーの1人でもあるヴィクトル(トマシュ・コット)、そして、ひときわ輝きを放ちながらセンターに立ち、高音で歌いあげるのは、ズーラ(ヨアンナ・クーリク)。
「2つの心と4つの瞳 昼も夜もずっと泣いている」「黒い瞳を濡らすのは一緒にいられないから」と、心に迫る切ない歌詞は“マズレク舞踏団”のモデルになり、現在も実在する民族舞踏団“マゾフシェ”を立ち上げたシギェテンスキ夫妻の妻、ミラ・ジミンスカが、現代風の歌詞に手直ししたもの。
一度聞いたら耳から離れない「オーヨーヨイ」というリフレインが印象的な愛を歌った民謡でもあり、劇中何度もバージョンを変えながら登場する本楽曲は、ズーラとヴィクトルの関係性の変化を暗示する最初のシーンにもなっている。
「結局、大きな疑問は、永遠に続く愛の可能性はあるのか? 愛は、人生を、歴史を、この世界を超越することができるのか?」とパヴリコフスキ監督が語るように、過酷だがドラマティックでもあった時代に音楽で結ばれ、互いへの燃え上がる愛だけは貫こうとする2人を描いた本作。
髪の毛1本、草の葉1枚、そよぐ風と水面まで、すべてのショットが私たちの生きる世界はこんなに美しかったのかと教えてくれる映像で綴られる、心と五感を刺激する極上のラブストーリー。
映画『COLD WAR あの歌、2つの心』は、6月28日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
『COLD WAR あの歌、2つの心』
【STORY】
ピアニストのヴィクトルと歌手志望のズーラはポーランドの音楽舞踏学校で出会い、愛し合うようになる。
冷戦中、ヴィクトルは政府に監視されるようになり、ベルリンでの公演時、パリに亡命する。
歌手になったズーラは公演活動で訪れたパリやユーゴスラビアでヴィクトルと再会する。
ズーラは彼とパリに住み始めるが、やがてポーランドに戻ってしまい、ヴィクトルも後を追う。二人の愛は結ばれるのだろうか…
監督:パヴェウ・パヴリコフスキ
脚本:パヴェウ・パヴリコフスキ、ヤヌシュ・クウォヴァツキ、
脚本協力:ピヨトル・ボルコフスキ
撮影:ウカシュ・ジャル
出演:ヨアンナ・クーリク、トマシュ・コット、アガタ・クレシャ、ボリス・シィツ、ジャンヌ・バリバール、セドリック・カーン 他
配給:キノフィルムズ/木下グループ 後援:ポーランド広報文化センター