映画『二宮金次郎』より浅葉克己の描き下ろしポスター&コメント公開!
映画『二宮金次郎』が、6月1日(土)より東京都写真美術館ホールにて公開される。
これを記念して、紫綬褒章や映画『写楽』(1995、監督:篠田正浩)で日本アカデミー賞最優秀美術賞など多数の賞を受賞されている浅葉克己氏が、本作を鑑賞してデザインした、描き下ろしのプレミアムポスター(B全サイズ・ケース付き)を、限定200枚、1,200円(税込)で、東京都写真美術館の2Fミュージアムショップにて明日6月1日より販売することが決定した。
また、五十嵐匠監督から浅葉克己氏とのエピソードや浅葉克己氏より映画への応援コメントが公開された。
<五十嵐匠監督 コメント>
映画「二宮金次郎」をスタッフ他、関係者に初めてお披露目した時のことだった。エンドマークが流れ、試写室から出た時に私に近づいてきた方がいた。かつて映画「写楽」(篠田正浩監督作品)で美術を担当したデザイナーの浅葉克己さんだった。永井正夫プロデューサーの紹介で見にきてくださったのだ。私は浅葉さんになんとかポスターを依頼できないかと思っていた。浅葉さんは見終わって私にこう言った。「『地上の星―二宮金次郎伝』というタイトルは変えてもいいんじゃないか。形容詞なんかいらない。堂々と『二宮金次郎』にすべきだ」。私はうれしかった。浅葉さんは少し目に涙を浮かべていた。「コピーはこれがいい」。浅葉さんは、きっぱりと二度ほどこう言った。「ハンカチを忘れるな!」。
<浅葉克己氏 コメント>
君は、絶対、ハンカチを忘れるな!
<浅葉克己 プロフィール>
アートディレクター。1940年神奈川県生まれ。桑沢デザイン研究所、ライトパブリシティを経て、75年浅葉克己デザイン室を設立。サントリー「夢街道」、西武百貨店「おいしい生活」、武田薬品「アリナミンA」、ミサワホーム「家ではスローにん」等、数々の広告を手がける。民主党ロゴマークを制作。日本アカデミー賞、紫綬褒章など受賞多数。東京ADC委員、東京TDC理事長、JAGDA理事、国際グラフィック連盟日本代表、東京造形大学・京都精華大学客員教授。卓球六段。’08年に21_21 DESIGN SIGHT「祈りの痕跡。」展を開催。同展の空間デザインと出品作品「浅葉克己日記」で2009年ADCグランプリを受賞。
映画『二宮金次郎』は、6月1日(土)より東京都写真美術館ホールにて公開ほか全国順次。
『二宮金次郎』
<東京都写真美術館ホール上映日時>
6月1日(土)~6月28日(金)
火・水・日 10:30~、14:00~
木・金・土(22日(土)を除く) 10:30~、14:00~、18:30~
休映日:月曜日及び6月22日(土)
<初日舞台挨拶決定!>
6/1(土)14時からの回上映後@東京都写真美術館ホール
登壇者:合田雅吏、田中美里、成田浬、犬山ヴィーノ、榎木孝明、五十嵐匠監督(予定)
全席指定。当日午前10時より、その日の全ての上映回について受付を開始。
詳細は劇場及び「二宮金次郎」公式HPまで
<英語字幕付きバージョン上映>
英語字幕付き版上映日時:6月7日(金)、6月14日(金) 、6月21日(金)、6月28日(金)18:30~の回 東京都写真美術館ホール
<あらすじ>
幼い頃、両親が早死にし、兄弟とも離れ離れになった二宮金次郎――。
青年になった金次郎(合田雅吏)は、文政元年(1818年)、小田原藩主・大久保忠真(榎木孝明)に桜町領(現・栃木県真岡市)の復興を任される。
金次郎は、「この土地から徳を掘り起こす」と、”仕法”と呼ぶ独自のやり方で村を復興させようとするが、金次郎が思いついた新しいやり方の数々は、金次郎の良き理解者である妻・なみ(田中美里)のお蔭もあり、岸右衛門(犬山ヴィーノ)ら一部の百姓達には理解されるが、五平(柳沢慎吾)ら保守的な百姓達の反発に遭う。
そんな中、小田原藩から新たに派遣された侍・豊田正作(成田浬)は、「百姓上がりの金次郎が秩序を壊している」と反発を覚え、次々と邪魔をし始める。
はたして、金次郎は、桜町領を復興に導けるのか?
出演:
合田雅吏 田中美里 成田浬
榎木孝明(特別出演) 柳沢慎吾 田中泯
犬山ヴィーノ 長谷川稀世 竹内まなぶ(カミナリ) 石田たくみ(カミナリ)
渡辺いっけい 石丸謙二郎 綿引勝彦
監督:五十嵐匠
脚本:柏田道夫
原作:「二宮金次郎の一生」(三戸岡道夫 栄光出版社刊)
音楽:寺嶋民哉
プロデューサー:永井正夫
製作:映画「二宮金次郎」製作委員会 万葉倶楽部株式会社/井上泰一/日本教科書株式会社/株式会社ストームピクチャーズ
特別協賛:映画「二宮金次郎」市民応援団おだわら 映画「二宮金次郎」日光市民応援委員会 大本山成田山新勝寺 株式会社コロナ 一般社団法人 日本保釈支援協会
協力:全国報徳研究市町村協議会
製作プロダクション:株式会社ストームピクチャーズ
配給:株式会社映画二宮金次郎製作委員会