映画『マックイーン:モードの反逆児』予告映像公開!ナレーションは遠藤憲一!
映画『マックイーン:モードの反逆児』が、4月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開されることが決定。この度、俳優の遠藤憲一さんがナレーションを務めた本予告映像とシーン写真2点が解禁された。
遠藤憲一さんは「モード界で常に話題の人物だったので、どのような劇的な人生を送ったか興味があった」とマックイーンについて語っている。
予告映像はロンドンの労働者階級出身で、日々の食費にも困っていた青年が、23歳で失業保険を資金にファッションデザイナーとしてデビューするところから始まる。
次々と開かれたセンセーショナルなショーは大絶賛とバッシングで真っ二つに分かれるが、結果的に彼の名前〈アレキサンダー・マックイーン〉がたちまち世に広まるきっかけとなり、弱冠27歳で〈ジバンシィ〉のデザイナーに抜擢されて世界を驚かせることに!
その後、映し出されるのは股上わずか数センチ、ヒップが半分はみ出す斬新なデザインが当時のファッション業界にセンセーショナルなニュースを巻き起こした“バムスターパンツ”を着用したモデルが登場するコレクションや、ロンドンでは一般の人が近づけないほどの危険区域で行われた人を野獣に見立てた過激なコレクションなど、未だに伝説として語り継がれる有名なショーの数々。
シャロン・ストーンのためにNYへ洋服を届けるような華やかな成功者としての生活を送る一方で、当時スキャンダルのために業界から非難されていたケイト・モスの美しい姿をショーの中のホログラムで幻想的に映し出すことで彼女を擁護、その想いを繊細に語るシーンなどが映し出されている。
いったい彼はどんな人物で、いかにして現代のおとぎ話のような成功を果たし、なぜ燃え尽きてしまったのか――?
自身のブランドのショーの過激さから〈モードの反逆児〉と名付けられると同時に、デヴィッド・ボウイやレディー・ガガの衣装やビョークのミュージックビデオの監督、プーマやティム・バートンとのコラボなどラブコールは後を絶たず、34歳で大英帝国勲章を授与された輝かしいはずの彼の人生はなぜ終止符を打つことになってしまったのか?
天職と出会った幸福と、命まで捧げた理由に迫る、どんなドラマよりも劇的でエモーショナルなドキュメンタリーが誕生した。
場面写真は、バックステージで友人のケイト・モスとはしゃぐ姿と、最愛の母親との2ショットのシーンが公開された。
映画『マックイーン:モードの反逆児』は、4月5日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
映画『マックイーン:モードの反逆児』
アレキサンダー・マックイーン profile
本名は、リー・アレキサンダー・マックイーン(Lee Alexander McQueen)。1969年ロンドン生まれ。
自身の名を冠した「アレキサンダー・マックイーン」はイギリスを代表するファッションブランドとなり、2011年にはキャサリン妃が結婚式に選んだウエディングドレスとして話題をさらった。
前衛的なデザイン、人間の光と闇を映し出す独自の美学、エッジのきいたセンスとエレガントなラインが絶妙なバランスで融合するコレクションは、ビョーク、レディー・ガガ、リアーナなどのオンリーワンを求めるアーティストから愛されていたほか、ブリティッシュ・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを4度にわたって受賞した。
2010年、母親をロンドン・ファッションウィークの数日前に亡くす。
そして母の葬儀の前日である2月 11日朝、自宅で亡くなっているのを、家政婦が発見。40年という短い生涯を終える。
監督・脚本:ピーター・エテッドギー『オネーギンの恋文』(脚本)
監督・製作:イアン・ボノート『エッジ・オブ・スピード』
音楽:マイケル・ナイマン『 ピアノ・レッスン』『ことの終わり』
出演:リー・アレキサンダー・マックイーン、イザベラ・ブロウ、トム・フォードほか