舞台初出演!板倉俊之(インパルス)さんオフィシャルインタビュー
人気舞台演出家・西田大輔と脚本家の家城啓之(マンボウやしろ)のコラボレーションでお届けする舞台「ジーザス・クライスト・レディオスター」が12月12日(水)に開幕する。
本作でカリスマDJ・ジーザスとその弟の二役を演じるのは、結成20年目になるお笑い芸人インパルスのボケ担当、板倉俊之さん。
この度、板倉俊之さんのオフィシャルインタビューが公開されましたので、お届けします!
Q.本作は、人気舞台演出家・西田大輔さんの演出で、元お笑い芸人で脚本家のマンボウやしろこと家城啓之さんが脚色した、ラジオ局を舞台にしたシチュエーションコメディーです。板倉さんは、カリスマDJ・ジーザスとその弟の一人二役で主演されますが、舞台主演のオファーが来た時はどう思われましたか?
A.「主演かぁ。いいのかなぁ」と思いましたが、主演というのは形式上であって、セリフだとかもっと大変な役者さんたちもいっぱいいるんで。すごい長ゼリフとかはなかったんで、「危なかったぁ」と思いました。
Q.本作は、生放送のラジオの特番のオンエア直前になっても現れないカリスマDJ・ジーザスの穴を埋めるため、人々が奔走する姿を描きますが、板倉さんも、ラジオやテレビの生放送やお笑いライブで、ピンチに陥った経験はありますか?
A.若手の時、年末はめちゃめちゃ忙しくて、12月30日から1月2日の朝までパンパンに予定が入っていて、生放送で寝ちゃったことがありましたね。自分に役割があれば寝なかったでしょうけれど、「セットの後ろの方でおせちを食べてればいい」というだけだったので、寝てたみたいで、アンガールズの田中くんに「板さん!」と言って起こされました。
Q.本作は、リスナーと電話で生放送で話すラジオ番組のリスクや、中島早貴さんが演じる新米ADなどを通じて、ラジオの魅力も描かれていますが、板倉さんにとってラジオとはどのような存在ですか?
A.着替えとメイクをしないでいい仕事ですね(笑)昔は「ラジオを聴いている人にだけ言っている」というのが通用したけれど、今はもうネットで問題発言みたいに扱われて…「いや、シャレが分かる人にだけ言っているから」と思うんですが、今はそうもいかなくなっているんでしょうね。
Q.板倉さんにとって、演劇の魅力はどこにありますか?
A.(本作が初出演なので、)演劇の魅力を語るほど演劇をやっていないんですけど、今回はコメディだから、コントと近いです。笑い声が起こったら多分嬉しいでしょうし、スベったら悲しいでしょうし。
Q.家城啓之さんが脚色された台本を読んでいて、家城さんっぽいなと思うところはありましたか?
A.昔僕がネタでよく言っていたことが組み込まれていたりしたから、「ああ、あのネタ覚えててくれたんだ」という感じです。(冒頭の)サバゲーだとかのワードは、僕が決まってから書き直したのかなと思います。他の人だったら入れていないと思います。
Q.演出の西田大輔さんとは、初めてのタッグですが、ご一緒していていかがですか?
A.心地いいです。「ここはこうした方がいいんじゃない?」というのも、「ああ本当だ」ということだったりして、「いや、そこ違くないですか?」と思わないんで。伝え方もわかりやすい言葉で、説明してくれるので、やりやすいです。「テメー、違うんだよ、コノヤロー」みたいな人じゃなくてよかったなと。
Q.演出の西田さんから言われたわけではないけれど取り入れている、自分なりのアイデアなどはあるのでしょうか?
A.稽古中は、コメディ部分で、西田さんの前で勝手にアドリブを入れて、西田さんが「それ、そのまま入れましょう」と言ったりだとか、自分で「今の違いましたね」ということはあります。
Q.特番のゲストである演歌歌手役でダイノジの大地洋輔さんも出演されていますが、同じお笑い芸人の方が共演者でいるのは、コメディーの舞台をやる上で、心強いですか?
A.そうですね。あとは、顔合わせの初日に、初めて来る場所で、車がどこから入ったらいいかわからず、遅刻しちゃったんですが、大地さんがニコニコ笑ってくれてたから助かりました。もう少しいじってくれてもいいんじゃないかなと思いましたけど。(笑)いい先輩なんで、大地さんがいない日はちょっと寂しいです。
Q.読者の皆さんにメッセージをお願いします。
A.演劇ファンの人とかは、「芸人が主演の演劇なんか行かない」という人もいるかもしれないですけれど、主演っていうほどぶっちぎりでセリフが多いわけでもないんで、そこは安心して観てください。
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板倉俊之(いたくら としゆき)
1978年生まれ。埼玉県出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。
1998年、NSC東京校に4期生として入学し、堤下敦とコンビ・インパルスを結成。
2005年にフジテレビ『はねるのトびら』がゴールデン進出を果たし、本格的にブレイク。2009年にハードボイルド小説『トリガー』を出版、現在までに、各出版社から5作の書籍を世に送り出している。
「キングオブコント2009」第4位、「キングオブコント2011」第4位。
舞台『ジーザス・クライスト・レディオスター』
2018年12月12日(水)〜24日(月・祝)全16公演 チケット発売中!
【あらすじ】
10代を中心に絶大な支持を集めるカリスマDJ・ジーザスが持つ番組は伝説的な聴取率を誇っていた。
今日は特番で生放送。いつもより気合いを入れて生放送に臨むスタッフたち。
スポンサー社長が来たり、特番のゲストが来たりといつもより準備が大変だ。
しかし、OA直前になってもジーザスは現れない。
番組を止めるわけにはいかないとプロデューサーはジーザス不在のままOAを指示する。
ジーザスの穴を埋めるため奔走するディレクター、放送作家、音響たちレギュラースタッフ。
に加え、なぜかゲストやスポンサー企業の社長、…演歌歌手など様々な人間を巻き込んで番組が始まってしまう。
様々なトラブルに巻き込まれながら、ジーザス不在で無事に生放送を終えることができるのか?
【公演概要】
■原作・演出:西田大輔
■脚色:家城啓之
■出演:板倉 俊之(インパルス) 染谷俊之 八木将康(劇団EXILE) 中島早貴 安川純平 宮平安春 小槙まこ
/大地洋輔(ダイノジ)/小野寺ずる 肘井美佳 辻本耕志/山崎樹範
(声の出演) 清水らら、藤田晋之介(Wキャスト)、薮内大河(Wキャスト)
■場所:紀伊国屋ホール
■公演日程:2018年12月12日(水)〜24日(月・祝) 全16公演
12月12日(水)19時
12月13日(木)14時
12月14日(金)19時
12月15日(土)13時30分/17時
12月16日(日)13時30分/17時
12月17日(月)19時
12月18日(火)休演
12月19日(水)14時
12月20日(木)19時
12月21日(金)14時
12月22日(土)13時30分/17時
12月23日(日)13時30分/17時
12月24日(月・祝)14時
※藤田晋之介は12/12〜17、薮内大河は12/19〜24の公演に出演となります。
■チケット代:全席指定 8,600円(税込)
公式HP:https://www.mmj-pro.co.jp/jesus-christ-radiostar/
Twitter:@jesus_radiostar