松田凌、皆本麻帆、玉城裕規ら登壇!映画『ONLY SILVER FISH』完成披露上映会レポート

(上段左から:双松桃子、辻本耕志、川本成、中村誠治郎、小槙まこ、西田大輔監督)
(下段左から:伊藤裕一、玉城裕規、松田凌、皆本麻帆、高柳明音(SKE48)、山口大地)

10月22日、シネ・リーブル池袋で、映画『ONLY SILVER FISH –WATER TANK OF MARY’S ROOM』の完成披露上映会が行われた。

本作は、2018年1月に紀伊國屋ホールで追加公演2公演を含め全15公演を行ったソールドアウトの舞台「ONLY SILVER FISH」と同じ出演者が、設定は同じでも、登場人物も全く異なる別のストーリーに、別のキャラクターとして登場する。
舞台『煉獄に笑う』や『戦国BASARA』シリーズの人気舞台演出家・西田大輔の映画監督デビュー作となる。

上映前の舞台挨拶では、西田監督、松田凌、皆本麻帆、玉城裕規、高柳明音(SKE48)、伊藤裕一、山口大地、小槙まこ、双松桃子、辻本耕志、中村誠治郎、川本成ら11名のキャストが劇中の衣装を着て登壇。

本作で映画監督デビューを飾った西田監督は、
「本作のことだけでなく、人生においても、ようやくこの日が来たな、という思いです。俳優と新たな挑戦をもう一つ上のスケールでやっていきたいという想いがあって、これは始まりの扉であるような気がしています。笑えるだけの作品や泣けるだけの作品が世の中にたくさん溢れているので、そこで皆の顔色を伺ってもしょうがないなと思って、ちょっと挑戦的な、かっとんだ作品を作ってみました」と述べた。

西田大輔監督

さらに、「1回で分かった人いないんじゃないかなと思うような映画なんですけれど、睨みつけて見ていただければと思います」と述べ、「舞台は舞台のために作られたものですから、せっかく映像で物を作るとなった時に、『絶対に映画でしか作れないものでないといけない』という想いがありました。これは舞台ではできないでしょうし、舞台版と映画版の完全なるジャンルの違いをやってみたかっというのもあります。(舞台版と映画版と同じキャストに出演してもらいましたが、)あえて全然違う役をやってもらっています」と、熱い想いを語った。

MCから「役を演じるうえで心がけたことは?」と聞かれ、各キャストは以下のように答えた。

◆黒ネクタイの男を演じた松田凌のコメント

「一番は我慢をしたかなと思います。本作は目には見えない空気感が大事なものとして画に残っていて、この人はどう思っているんだろうというのを顔やセリフから感じ取られないように、できるだけ自分の全てを抑えて演じました。なので、我慢を軸として演じました。その我慢と言う文字が最後にはどうなっていくかを注目してもらえればと嬉しいです」

松田凌

◆ユキを演じた皆本麻帆のコメント

「この作品がお客様にどのように受け入れてもらえるのか、すごく緊張しているんですけれど、楽しんでもらえたらなと思います。撮影現場では、おかしな人が沢山いる中で、一生懸命それを感じ取ろう、受け取ろう、見逃すまいと思いながらユキとしていました」

皆本麻帆

◆白ネクタイの男を演じた玉城裕規のコメント

「ないですね」と一言で答えて会場を笑わせた後に、「あまり深く考えずに、新鮮にいようかなと思いました。素ではないですからね!ちゃんとお仕事をしておりますので」と冗談を交えて会場を笑わせた。「舞台とは別作品なので、舞台のことは全く無視で映画をそのまま見てください。楽しんで観てもらえたらなと心から思います」

玉城裕規

◆チョーカーの女を演じた高柳明音(SKE48)のコメント

「稽古の時からチョーカーに手を置いてみるなど、ただただ首にチョーカーをつけるということを意識しました。撮影中は、人が横を通るたびにめちゃくちゃ寒くて、人って本当に風を切って歩いているんだなとわかりました」
また、この映画のように過去に戻れるのならどうするかと聞かれ、次のように答えた。
「アイドルになるくらい(の時期)に戻って、もうちょっとアイドルの姿を徹底して、今頃総選挙で1位になっていたらなと思います。残念ながらなれなかったので。これから何かで1位になれるように頑張ります」

高柳明音(SKE48)

◆赤ボールペンの男を演じた伊藤裕一のコメント

「西田さんがぶっとんだものを作りたいとおっしゃっていたので、普段と違ってロジックで物事を考えずに、お芝居を作りました。極限状態にある人たちって、心拍数も違えば、しゃべるスピードも違ってくるだろうし、そういうものを隠そうとかっこつけているんだけどかっこつかない、というのが僕の役の魅力なのかなと思いました。かっこよく見えなかったらそれが正解です。今回の『ONLY SILVER FISH』の舞台で西田さんと初めてだったんですけれど、照明効果にこだわりを持っている方だと思っていまして、明かりや色のこだわりがこの映画でも随所に出てくるので、それを見逃さずにご覧いただければと思います」

伊藤裕一

◆トランペットの男を演じた山口大地のコメント

「この作品に出てくる登場人物は変わった人たちが集まっていますが、その中でも飛び抜けて狂気を放っている役柄でして、なるべくナチュラルに狂気を放つことを心がけました。狂気を放とうとすると、それは嘘になってしまうので、隠そう隠そうとしても隠しきれないという人物にしようと役作りをしました。演出家としての西田さんしか見ていなかったので、(映画の監督としての西田さんは)違和感があるんじゃないかと思っていましたが、『監督じゃないですか』と感動しました。プライベートでも、『映画を撮るんだ、俺は』とおっしゃっていたので、やっと夢が叶ったんだな、今日という日に皆さんにご覧いただけて感動しています」

山口大地

◆バレッタの女を演じた小槙まこのコメント

「みんなの表情や感情を見るようにしました。あと、台本の初見の感情をすごく大事にしました。撮影は、寒かったので、みんなで毛布にくるまって雑魚寝したりしていたイメージです」

小槙まこ

◆ドーナツを食べる女を演じた双松桃子のコメント

「ドーナツを食べている女の子ってかわいいイメージがあるじゃないですか。ツインテールだし。でもかわいくない役を演じました。ドーナツを手から離している時がなくて、ずっと胃もたれをしていました」

双松桃子

◆ハンドグリップの男を演じた辻本耕志のコメント

「気弱なおどおどした感じなんだけれど、ちょっと鍛えたりしていて、エッジが効いたキャラクター。やりすぎてもみなさんのお芝居の邪魔になるし、どうしようかなと思っていたのですが、よくよく考えたら自分と似ているところがあるなと思って、自分の中の気持ち悪い自分を出した感じです。舞台版と映画版は全然違うものなので、『あの芝居をやっていた人がこんな芝居をやるんだ』とその振り幅を見ていただければ、みなさん役者冥利につきるのではないかと思います」

辻本耕志

◆銀コインの男を演じた中村誠治郎のコメント

「銀コインの投げ方、弾き方。西田さんが狂った作品を作りたいとのことだったので、質問したら『何も考えずにやれ』とのことだったので、何も考えずに、自我を捨てて、普段の自分とは違い、おとなしく、我慢するような感じでやりました。映画の撮影現場では、舞台で演出するいつもの西田さんと違って、(最初は)わからない部分もあるというような感じだったんですけれど、慣れていくスピードが尋常じゃなく、撮影2日目の方がアイデアが出たりだとか、すごい人だなと改めて思いました」

中村誠治郎

◆懐中電灯の男を演じた川本成のコメント

「セリフを噛まないということと、セリフを間違えないということと、衣装をちゃんと着るということ」と答え、会場は大爆笑。「『映画は1回映ったものが一生残るから、1回に全てを賭ける』でなく、せっかくだからそれを含めて楽しみたいな、良い意味での適当感を持ってやろうかなと思いました」

川本成

最後に松田凌が、「聞いていただいた通り、おかしな人たちで映画を作りました。平成という時代は終わってしまいますが、恐らく本作は平成きっての謎ではないかと思います。みなさんそれぞれの答えがあるでしょうし、映画は何度も見れるものなので、振り返りもできます。人生もそうですけれど、映画にとっても、西田大輔さんの初監督したこの作品が世の中にとっての最大の謎であれるよう、みなさんに届けばと思います」とメッセージを伝え、舞台挨拶を締め括った。

『ONLY SILVER FISH』は、11月24日(土)よりシネ・リーブル池袋にて全国順次公開


▼舞台挨拶のその他の写真はこちら

映画はサスペンスミステリーだが、キャストのユニークなトークに
会場も壇上も笑いが止まらず、舞台挨拶は終始笑顔に包まれていた。
(撮影:出澤由美子)


『ONLY SILVER FISH』

(c)2018「ONLY SILVER FISH」製作委員会

◆ストーリー

人里から離れた古い洋館。
その屋敷に置かれた大きな水槽の中には、ONLY SILVER FISH と呼ばれる1 匹の魚がいる。
そこに集まった、黒ネクタイの男(松田凌)、ネックレスの女(皆本麻帆)、白ネクタイの男(玉城裕規)、チョーカーの女(高柳明音)ら、名前も素性もわからない十数名の男女。
そしてその中の一人が持っていた招待状には、次のような謎の言葉が…。
「ようこそ。消したい過去のある皆様へ。取り戻すことのできない過去を取り戻す幸運さをその魚は知っている。但し、その魚の名を当てる事が出来れば、一度だけ、過去を振り返ることができる」
そして、それぞれが持っている招待状の指令によって、一人、また一人とその場にいる人間が殺されていく。
なぜこんな不条理な連続殺人が起きるのか?
なぜ彼らは洋館に集められたのか?
恐るべき陰謀による、時空を超えた命がけのゲームが、今、始まる!

原作・脚本・監督:西田大輔
出演:松田凌 皆本麻帆 玉城裕規
高柳明音(SKE48) 伊藤裕一 山口大地 小槙まこ 双松桃子
菊地美香 辻本耕志 中村誠治郎 川本成

公式サイト:https://www.mmj-pro.co.jp/onlysilverfish/

2018-10-24 | Posted in NEWSComments Closed