YABOサタデー映画館―2017.6.24

『YABO』の由来は野望。
野望という強い意志を持って前向きに生きる人を取材し、その人の魅力や情報を発信するフリーペーパーです。
WEB版では毎週土曜日に「YABOサタデー映画館」を掲載。
今週公開の作品をあらすじとともに野望や希望、理想にあふれる登場人物をYABO人としてピックアップします。

今回取り上げるのは下記の7作品です。
『フィフティ・シェイズ・ダーカー』
『ありがとう、トニ・エルドマン』
『イイネ!イイネ!イイネ!』
『結婚』
『ジーサンズ はじめての強盗』
『ハクソー・リッジ』
『ふたりの旅路』

『フィフティ・シェイズ・ダーカー』

『フィフティ・シェイズ・ダーカー』

© 2016 UNIVERSAL STUDIOS

2015年の映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は巨大企業の若き起業家でCEOのクリスチャン・グレイ(ジェイミー・ドーナン)と、恋愛未経験で純粋なアナスタシアことアナ(ダコタ・ジョンソン)の過激で官能的な恋愛を描いて人気を博した。本作はその第二章。

グレイの歪んだ愛の形を受け入れきれなかったアナは彼の元を去った後、大学を卒業して出版社に就職した。一方、グレイはこれまで女性に愛情を感じることがなかったが、アナを愛していることに気づき「戻ってきて欲しい」とアプローチする。秘かにグレイを思い続けていたアナは喜びを感じながらも、今度はアナの方から <新たな条件>を要求する。
2人の未来に新たな“刺激的な生活”と“幸福”が広がるかに見えた矢先、予期せぬ危機がアナを襲う。上司がアナに執拗に迫ってくる一方、グレイを特異な世界へと導いた母親の友人、亡霊のような女性ストーカーが現れたのだ。そしてやっと見えてきたグレイの驚愕の過去が、2人の未来を壊すかのように付きまとう。

YABO人:アナが働く出版社の編集長ジャック・ハイド(エリック・ジョンソン)
アナがグレイと再会する前に登場。アナに「君を成長させることができるのは自分だ」とささやき、振り向かせようとする。ゴージャスで洗練された魅力的な大人の男性だが、周りの人間をコントロールしたがる面を持ち、自分の思い通りにならないと、人に危害を加えることもある。

『フィフティ・シェイズ・ダーカー』
6月23日(金)より全国公開
監督:ジェームズ・フォーリ-
出演:ダコタ・ジョンソン/ジェイミー・ドーナン/リタ・オラ/キム・ベイシンガー/マーシャ・ゲイ・ハーデン
配給:東宝東和
© 2016 UNIVERSAL STUDIOS
公式HP:http://fiftyshadesmovie.jp/
公式Twitter:https://twitter.com/FiftyShades_JP
公式Facebook:https://www.facebook.com/fiftyshadesmovieJP/

『ありがとう、トニ・エルドマン』

『ありがとう、トニ・エルドマン』

©Komplizen Film

父・ヴィンフリート(ペーター・ジモニシェック)とコンサルタント会社で働く娘・イネス(ザンドラ・ヒュラー)。性格も正反対なふたりの関係はあまり上手くいっていない。たまに会っても、イネスは仕事の電話ばかりして、ろくに話すこともできない。そんな娘を心配したヴィンフリートは、別人<トニ・エルドマン>となって、イネスの元に現われる。職場、レストラン、パーティー会場――神出鬼没のトニ・エルドマンの行動にイネスはイライラが募る。しかし、自分にとっての“しあわせ”とは何かを見つめるきっかけとなり、本来の自分を取り戻していく。

YABO人:故郷を離れ外国で仕事をする娘・イネス(ザンドラ・ヒュラー)
自分の夢を叶えるため、取引先の観光案内も嫌な顔をせず引き受け、重要なプレゼンも機転を利かせて最適なパターンを準備する。家に帰ってもPCを開き、実家に帰っても携帯電話を肌身離さず持ち、いつも仕事のことが頭を離れない。

YABO人:父・ヴィンフリート(ペーター・ジモニシェック)
仕事一筋で笑顔を忘れかけている娘が心配でならない。出っ歯の入れ歯とカツラを装着して、別人「トニ・エルドマン」として娘の前に登場。突飛な行動で娘を振り回してしまう。

『ありがとう、トニ・エルドマン』
6月24日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー!
監督・脚本:マーレン・アデ
出演:ペーター・ジモニシェック、ザンドラ・ヒュラー
©Komplizen Film
公式サイト:http://www.bitters.co.jp/tonierdmann/

『イイネ!イイネ!イイネ!』

『イイネ!イイネ!イイネ!』

©2017『イイネ!イイネ!イイネ!』製作委員会

クレイジーケンバンド(CKB)を率いるミュージシャンのケン(横山剣)、CKBを支える敏腕マネージャーのトニー(中野英雄)、ヤクザのドブオ(伊原剛志)は横浜・本牧で育った幼なじみ。生きる道は違いながらも、男同士の友情はいまだに健在で「イイネ!」の一言が3人を繋げている。
CKBは横浜スタジアムでのコンサートが決まり、メンバーが喜びをかみしめた夜、ケンは怪しげな男たちに襲われている若い女性を救い、一目で恋に落ちてしまう。一方トニーは病に倒れた母を抱え、ドブオは組内の内部抗争に巻き込まれる。それぞれが人生の分岐点に立たされるが、子どもの頃からの合言葉「イイネ!」で乗り越えていく。

オール横浜ロケで撮影された映画『イイネ!イイネ!イイネ!』は、「漢江ツイスト」「生きる。」「ガールフレンド」などCKBがこれまでに発表してきたナンバーをはじめ、挿入歌として書き下ろした「TOTSUZEN CAR CLUB」、さらには1998年に発表した横山剣ソロ・アルバム『CRAZY KEN’S WORLD』収録の「渦」など、新旧の名曲たちがシーンを彩る。

YABO人:ヤクザのドブオ(伊原剛志)
子どもの頃は高倉健になりたいと言っていたが、本物のヤクザとなり横浜の闇の秩序を守っている。
YABO人:ドブオと同じ組のヤクザ進藤悠(金子賢)
ある夢を叶えるため、組に秘密で薬物を売りさばき、お金を貯めている。その夢は幼いころの父親との出来事がきっかけとなっている。

『イイネ!イイネ!イイネ!』
6月24日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー!
監督:門馬直人
出演:横山剣、廣石惠一、小野瀬雅生、洞口信也、中西圭一、新宮虎児、高橋利光、河合わかば、澤野博敬、スモーキー・テツニ、ハリン、中野英雄、金子賢、山口智充、宮川大輔、阿部亮平、上松大輔、駿河太郎、野添義弘、渡辺哲、小嶋陽菜、二宮弘子、パンツェッタ・ジローラモ、大鶴義丹、菜々緒、秋吉久美子、伊原剛志、菅原愛子
配給:KATSU-do
©2017『イイネ!イイネ!イイネ!』製作委員会
公式サイト:http://iineiineiine.official-movie.com/

『結婚』

『結婚』

©2017「結婚」製作委員会

古海健児(ディーン・フジオカ)は端正な容姿に気の利いた会話、捉えどころのないミステリアスな瞳、そしてどこか寂しげな横顔で瞬時に女たちの心を奪う結婚詐欺師。被害者の一人だったるり子(柊子)を相棒にし、家具店で働く麻美(中村映里子)、市役所に勤める鳩子(安藤玉恵)、キャリア志向の元編集の者の真奈(松本若菜)と相手に合わせて設定を変えて女を騙していく。その一方、彼自身は妻の初音(貫地谷しほり)と幸せな結婚生活を送っていた。ある時、窮地に陥った古海を謎の女・泰江(萬田久子)が助けてくれた。古海と泰江は互いに過去に秘密を抱えている事ことを感じ取り、不思議な絆が生まれはじめたとき、古海は泰江から人生を変えるであろう“ある提案”を持ちかけられる。

YABO人:被害者の一人だったるり子(柊子)
結婚詐欺の相棒として、古海にターゲットを紹介していく。その裏には、結婚できなくても古海と一緒にいたいという切なる願いがあった。

『結婚』
6月24日(土)ロードショー
監督:西谷真一
出演:ディーン・フジオカ 柊子  中村映里子 松本若菜 安藤玉恵 古舘寛治 萬田久子 貫地谷しほり
©2017「結婚」製作委員会
公式サイト:http://kekkon-movie.jp/

『ジーサンズ はじめての強盗』

『ジーサンズ はじめての強盗』

©2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

同じ会社で定年まで勤め上げたジョー(マイケル・ケイン)、ウィリー(モーガン・フリーマン)、アル(アラン・アーキン)は悠々自適な年金生活を送るはずだったが、会社の所有者が変わったことで、年金は打ち切りとなった。ジョーは住宅ローンのことで銀行へ相談に行ったときに銀行強盗と遭遇し、ウィリーとアルに自分たちも銀行強盗をしようと持ちかける。まずは自分たちの強盗としての能力を試すため、いつも買い物をしている食料品店で万引きを試みるが、あっけなく捕まった挙げ句、若い店長に説教されてしまう。それでも諦めきれない3人は、盗みのノウハウを教えてくれるコーチを見つけ、彼の指導のもと銀行強盗になるための特訓をはじめる。

YABO人:出戻りの娘と孫と暮らすジョー(マイケル・ケイン)
年金が打ち切りになったうえに、住宅ローンが一夜にして3倍になり、ローン返済が滞るようになる。銀行から20日以内の退去を命じられるが、娘や孫も住む家を手放すわけにはいかない。そこで銀行強盗を思いつく。

『ジーサンズ はじめての強盗』
6月24日、 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督:ザック・ブラフ
出演:モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキン、アン=マーグレット、ジョーイ・キング、マット・ディロン、クリストファー・ロイド 他
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
公式サイト:https://warnerbros.co.jp/movie/g3z/

『ハクソー・リッジ』

『ハクソー・リッジ』

©Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016

第2次世界大戦が激化する中、デズモンド・ドス(アンドリュー・ガーフィールド)は陸軍に志願。衛生兵として人を救いたいと願い、上官の大尉(サム・ワーシントン)や軍曹(ヴィンス・ヴォーン)たちの命令に反して、銃を持つことを拒否する。軍法会議にかけられるが、思いがけない助けを得て、主張が認められ、激戦地の〈ハクソー・リッジ〉へ赴く。そこは、アメリカ軍が史上最大の苦戦を強いられている戦場だった。目の前で次々と兵士が倒れて行く中、遂にデズモンドの〈命を救う戦い〉が始まる。

〈ハクソー・リッジ〉
第2次世界大戦の激戦地・沖縄の前田高地のこと。多くの死者を出した壮絶な戦いの場として知られている。ハクソーとはのこぎりで、リッジとは崖の意味。150メートルの断崖絶壁の崖が、のこぎりのように険しくなっていたことから、最大の苦戦を強いられたアメリカ軍が、“ハクソー・リッジ”と呼んだ。

YABO人:主人公デズモンド・ドス(アンドリュー・ガーフィールド)
子ども時代の苦い経験から、「汝、殺すことなかれ」という教えを大切にしてきた。「衛生兵であれば自分も国に尽くすことができる」と陸軍に志願。激戦地ハクソー・リッジでは、ほかの衛生兵なら見捨てるほどの重症の兵士にも「俺が家に帰してやる」と応急措置を施す。

『ハクソー・リッジ』
6月24日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国公開
監督:メル・ギブソン
出演:アンドリュー・ガーフィールド、サム・ワーシントン、ヴィンス・ヴォーン、ルーク・ブレイシー、テリーサ・パーマー、ヒューゴ・ウィーヴィング
©Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016
公式サイト:http://hacksawridge.jp/

『ふたりの旅路』

『ふたりの旅路』

© Krukfilms/Loaded Films

不慮の事故と阪神・淡路大震災ですべてを失くしたケイコ(桃井かおり)は、自分の殻に閉じこもったまま1人淋しく神戸で暮らしていた。そんなケイコに大きな転機が訪れる。ラトビアの首都リガで開催される着物ショーに参加することになったのだ。そこで、震災で行方不明になっていた夫(イッセー尾形)と再会する。さまざまな場面で出没する“夫”にケイコは邪険な態度をとり続けるが、次第に過去と向き合う力を取り戻していく。

YABO人:ケイコの夫(イッセー尾形)
夫婦でレストランを始める予定で準備を進めていたが、阪神・淡路大震災で開店直前の店を失い、行方不明となっていた。20年ぶりにケイコの前に現れ、何かを伝えようと話しかけてくる。

『ふたりの旅路』
6月24日(土)渋谷ユーロスペース、丸の内TOEIほか全国順次公開
監督・脚本・編集:マーリス・マルティンソーンス
出演:桃井かおり イッセー尾形
アルトゥールス・スクラスティンス マールティンシュ・シルマイス アリセ・ポラチェンコ 木内みどり 石倉三郎
配給: エレファントハウス
© Krukfilms/Loaded Films
公式サイト:https://www.futarimovie.com/

2017-06-25 | Posted in NEWSComments Closed 
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