『いつくしみふかき』 、本作と上映する映画館を支援するクラウドファンディング開始!渡辺いっけい、劇場副支配人らのコメント解禁!

(c)映画「いつくしみふかき」製作委員会

2018年の『カメラを止めるな!』に続き、2019年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019で観客賞である「ゆうばりファンタランド大賞」の作品賞を受賞し、カナダのファンタジア国際映画祭の長編初監督コンペティション部門に正式出品され、現在までに11の賞を受賞している映画『いつくしみふかき』が、本作と本作を上映する映画館を支援するクラウドファンディングを始めた。

psychocinematography.comで2019年の日本映画トップ10の1位に選ばれた本作は、劇団チキンハート主宰の遠山雄の親しい知人とそのお父さんについての実話で、ひきこもりの知人が葬儀で父親をかばいながらも謝罪をした姿が衝撃的だったことが映画化のきっかけ。

父親・広志役をベテラン俳優の渡辺いっけいが、遠山の知人が基になったその息子・進一役を、遠山自身が演じ、W主演を飾る。
2人を取り持つキーとなる牧師・源一郎役に、ベテランの金田明夫、広志の舎弟・浩二を劇団チキンハートの榎本桜が演じるほか、三浦浩一、眞島秀和、塚本高史ら、本作監督の、劇団チキンハート演出の大山晃一郎と親交のある豪華な俳優陣が脇を固める。

本作は、5/12(火)〜6/1(月)まで、一般から資金調達を募るクラウドファンディングのプラットフォーム「CAMPFIRE」で、上映延期となり、やり直しとなる本作の宣伝費と本作を上映する映画館の支援を募っている。
https://camp-fire.jp/projects/view/254798

クラウドファンディングでの支援のタイミングで支援を指定できる映画館は、シネマスコーレ(愛知県)、ジャック&ベティ(神奈川県)、トキワ劇場(長野県)、京都みなみ会館(京都府)、岡山メルパ(岡山県)。オプションで【全国共通券】を選べば、本作を上映する映画館なら全国どこでも本チケットを使用でき、本チケットをお持ちになった劇場に『いつくしみふかき』より支援金が入金される。【全国共通券】が使える、現在上映が決まっている映画館はテアトル新宿。テアトル新宿では、緊急事態宣言の解除後、近々での公開を調整中。

映画『いつくしみふかき』では、主演の渡辺いっけい、遠山雄ら出演者、大山晃一郎監督、2月から先行上映をしていて、現在休業中で、5月15日より営業再開し、本作も上映するトキワ劇場の代表、現在休業中のセンゲキシネマズの社員らが、「いつくしみふかく、ありがとう」と感謝を述べる動画も制作。
https://youtu.be/fwQgOTjc2sw

本作の主演の渡辺いっけい、企画・主演の遠山雄、出演・プロデューサーの榎本桜、シネマスコーレの副支配人の坪井篤史よりコメントが届いた。

<主演:渡辺いっけい コメント>
この映画はまさに仕事ではない何かになった作品です。かけがえのない作品なんです。少しでも多くの方に観ていただきたいというのが素直な気持ちですが、いま世の中がこんな状態になり、みんなで考えました。ご賛同いただけたら幸いです。

<企画・主演:遠山雄 コメント>
「命がけで作ったこの映画『いつくしみふかき』を上映してくださる映画館をサポートする企画です。
長野県飯田市、愛知県豊川市での先行上映では普段はまったく映画館に行かない方々もたくさん映画館に来てくださいました。連日の舞台挨拶でこの映画に対する想いを伝え、それが口コミで広がっていったからだと実感しております。この企画で、日頃映画を観に行く習慣が無い方々にもぜひ映画館に行く喜びを感じて貰えるようにしたいと思っております。それにはまずは映画館の維持です。色んな形で映画館を救済する企画が持ち上がっておりますが、僕らも独自にチャレンジしたいと思いました。そして日本全国の映画館で舞台挨拶を連日やりたいです。少しでも興味を持って頂けたら幸いです。

<出演・プロデューサー:榎本桜 コメント>
自分達で作り上げた映画『いつくしみふかき』を今年の4月から全国で順次上映する事が決まっていました。しかしコロナの影響で緊急事態宣言が発令され、全ての映画館が上映延期となりました。とても残念な気持ちで落ち込んでいたのですが、映画館の現状を聞いて、僕らは「自分の事だけ考えてばかりの奴ら」だという事に気付かされました。僕らの大好きな環境を自分達の作品をただ上映中止にするだけで良いのか?映画館と制作会社は本来共存関係なのに、映画館もピンチな時にそれでいいのか?そこで何か映画制作側が出来る事は無いかと思い、今回の企画を始めました。
今回の企画に参加して下さった映画館には、支援金の半分をお渡ししてこの窮地を生き残ってもらい、僕らは残りの半分の支援金を使って、また一から皆さんに映画『いつくしみふかき』を宣伝し、コロナが落ち着いた頃に映画館と一緒に上映をおこない、是非皆さんに劇場に観に来ていただきたいと思っています。その際は宜しければ皆様の前でご挨拶をさせていただけたら嬉しく思います。まだまだ先の見えない世の中ですがご自愛ください。よろしくお願いいたします。

<シネマスコーレ劇場 副支配人:坪井篤史 コメント>
この作品が大好きだし、これを劇場にかけて観ていただたい。
そう思うと我々も踏ん張れる。

(c)映画「いつくしみふかき」製作委員会
(c)映画「いつくしみふかき」製作委員会
(c)映画「いつくしみふかき」製作委員会
(c)映画「いつくしみふかき」製作委員会

【STORY】
30年前。母・加代子(平栗あつみ)が進一(遠山雄)を出産中に、あろうことか母の実家に盗みに入った父・広志(渡辺いっけい)。「最初から騙すつもりだったんだろ?」と銃を構える叔父を、牧師・源一郎(金田明夫)が止め、父・広志は”悪魔”として村から追い出される。進一は、自分が母が知らないものを持っているだけで、母が「取ったのか?この悪い血が!」と狂うのを見て、父親は”触れてはいけない存在”として育つ。
30年後、進一は、自分を甘やかす母親が見つけてくる仕事も続かない、一人では何もできない男になっていた。その頃父・広志は、舎弟を連れて、人を騙してはお金を巻き上げていた。

ある日、村で連続空き巣事件が発生し、進一は母を始めとする村人たちに、「悪魔の子である進一の犯行にちがいない。警察に突き出す前に出ていけ」と言われ、牧師のいる離れた教会に駆け込む。「そっちに行く」という母親に「来たら進一は変わらない」と諭す牧師。
一方、父・広志は、また事件を起こし、「俺にかっこつけさせてください」という舎弟・浩二 (榎本桜)に、「待っているからな」と言っても、実際には会いに行かない相変わらずの男で、ある日、牧師に金を借りに来る。「しばらくうちに来たらどうだ?」と提案する牧師。牧師は進一のことを「金持ちの息子」だと嘘を吹き込み、進一と広志は、お互い実の親子だとは知らないまま、二人の共同生活が始まる。

渡辺いっけい 遠山雄
平栗あつみ 榎本桜 小林英樹 こいけけいこ のーでぃ 黒田勇樹
三浦浩一 眞島秀和 塚本高史 
金田明夫

監督:大山晃一郎
企画:遠山雄 プロデューサー:清弘樹/榎本桜 脚本:安本史哉/大山晃一郎 撮影:谷康生 照明:阿部良平 編集:菊地史子 録音:高松愛里沙 美術:榊さくら 音楽プロデュース:吉川清之 整音・効果:渡辺寛志 記録:松村愛香 衣装:深野明美 メイク:長縄希穂 制作担当:津崎雄大 助監督:安養寺工/松村卓
演技事務:清水亜紀 ラインプロデューサー:福田智穂 タイトル題字:高田菜月
主題歌:タテタカコ「いつくしみふかき」
後援:長野県飯田市 特別協力:映画「いつくしみふかき」を応援する会 遠山郷 天龍村
配給・宣伝:渋谷プロダクション 2019/5.1ch/JAPAN/DCP/109min

公式サイト:www.itukusimifukaki.com 公式Twitter:itukusimifukaki 公式facebook:itukusimifukaki

全国順次公開

2020-05-18 | Posted in NEWSComments Closed 
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