映画『COLD WAR あの歌、2つの心』6月28日 (金)より日本公開決定!
世界的な評価を受けるポーランドのパヴェウ・パヴリコフスキ監督最新作、映画『COLD WAR』の邦題が「COLD WAR あの歌、2つの心」として、6月28日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開が決定した!
パヴェウ・パヴリコフスキ監督は、2018年カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。
ヨーロッパ映画賞では、最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀女優賞、最優秀編集賞を受賞した他、アカデミー賞前哨戦となるナショナル・ボード・オブ・レビューやニューヨーク批評家協会賞では、最優秀外国語映画賞を受賞。
さらに、英国アカデミー賞(外国語映画賞、監督賞、脚本賞、撮影賞)ノミネートを始め、いまなお世界各国の映画賞での受賞やノミネーションが続きオスカー最有力との呼び声高い。前作『イーダ』は第87回アカデミー賞・外国語映画賞を受賞している。
本作は、ポーランド・ベルリン・ユーゴスラビア・そしてパリを舞台に美しいモノクロ映像で映し出したラブストーリー。
1950年の冷戦という時代。ポーランドの民族合唱舞踏団で出会ったピアニスト・ヴィクトル(トマシュ・コット)と歌手志望の女性・ズーラ(ヨアンナ・クーリグ)が、15年間に渡って「西側」「東側」の間で揺れ動き、別れと再会を繰り返し続ける2人の愛と特異な運命の物語を描く。
美しいモノクロ映像や、極力情報量を排除した画面や物語の構成も特徴的な本作。パヴェウ・パヴリコフスキ監督は「つまらないシーンや会話で物語を進めたくない」「物語を体感し、自分で理解して欲しい」と、その理由について語る。
劇中に流れるジャズ、民族音楽、伝統民謡などの多種多様な音楽についても、地域、時代などで巧みに使用する音楽の種類必要に応じて使い分けることで、2人の存在する「時代」「場所」「想い」などを言葉で語らずとも音楽によって表現させるなど、その手腕と映像美はアレキサンダー・ペインなど世界の映画監督たちからも羨望の眼差しを浴びている。
映画『COLD WAR あの歌、2つの心』は2019年6月28日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷 ほか全国公開。
映画『COLD WAR あの歌、2つの心』
【STORY】
ピアニストのヴィクトルと歌手志望のズーラはポーランドの音楽舞踏学校で出会い、愛し合うようになる。
冷戦中、ヴィクトルは政府に監視されるようになり、ベルリンでの公演時、パリに亡命する。
歌手になったズーラは公演活動で訪れたパリやユーゴスラビアでヴィクトルと再会する。
ズーラは彼とパリに住み始めるが、やがてポーランドに戻ってしまい、ヴィクトルも後を追う。二人の愛は結ばれるのだろうか…
監督:パヴェウ・パヴリコフスキ
脚本:パヴェウ・パヴリコフスキ、ヤナッシュ・クヲウァツキ、ピヨトル・バルコフスキ
撮影:ウカシュ・ジャル
出演:ヨアンナ・クーリグ、トマシュ・コット、アガタ・クレシャ、ボリス・シィツ、ジャンヌ・バリバール、セドリック・カーン 他
2018年/原題:ZIMNA WOJNA /ポーランド・イギリス・フランス/ ポーランド語・フランス語・ドイツ語・ロシア語 / モノクロ