YABOサタデー映画館―2017.7.22

『YABO』の由来は野望。
野望という強い意志を持って前向きに生きる人を取材し、その人の魅力や情報を発信するフリーペーパーです。
WEB版では毎週土曜日に「YABOサタデー映画館」を掲載。
今週公開の作品をあらすじとともに野望や希望、理想にあふれる人物をYABO人としてピックアップします。

今週は下記の4作品をご紹介します。
『怪盗グルーのミニオン大脱走』
『君はひとりじゃない』
『心が叫びたがってるんだ。』
『ボン・ボヤージュ~家族旅行は大暴走~』

『怪盗グルーのミニオン大脱走』

今週は下記の6作品をご紹介します。

© UNIVERSAL STUDIOS

かつて大悪党だったグルー(声:スティーヴ・カレル)も今は更生し、妻のルーシー(クリステン・ウィグ)とともに反悪党同盟の捜査官として悪党・バルタザール(声:トレイ・パーカー)を追いかける。悪党に仕えることを生き甲斐とするミニオンたちはそんなグルーに不満を持ち、全員でグルーの家から大脱走。そんなときグルーは双子の兄弟ドルーの存在を知る。

今回はミニオンではなく、怪盗グルーが主役。バルタザールと繰り広げるダンスバトルはマイケル・ジャクソンの「Bad」、ヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」、a-haの「テイク・オン・ミー」といった80年代の音楽が使われ、見ても聞いても楽しい。思わず口ずさんでしまいそう。
もちろん、ミニオンの相変わらずの無鉄砲ぶりに、つい引き込まれてしまう。タイトルの「大脱走」は前半のグルーの家から脱走だけでなく、後半のあるところからのファンタジックな脱走も指しているが、成功はチームワークの良さがあってこそ。仲間と助け合うことの大切さが伝わってくる。

YABO人:元最強最悪の怪盗グルー(声:スティーヴ・カレル、笑福亭鶴瓶)
3人の娘の父親になったことで悪党家業から足を洗い、反悪党同盟の捜査官となり、相棒のルーシーと結婚。良きパパになるため奮闘中。バルタザールを取り逃がしたことで、反悪党同盟を首になってしまうが、バルタザールを捕まえて、挽回を図ろうとする。

YABO人:バルタザール(声:トレイ・パーカー、松山ケンイチ)
80年代に世界一の子役として一世を風靡したが、成長とともに人気が失墜。エンタメ界から締め出され、恨み節を抱いたまま大人になって演じてきた悪役そのものの本当の悪党になる。自ら開発したベタベタするピンクのバブルガム弾を武器に世界最高のダイヤモンドを盗み出し、とんでもないことを計画している。今なお80年代のファッションに身を包み、80年代ダンスミュージックでキレキレのステップを踏む。

YABO人:グルー双子の兄弟ドルー(声:スティーヴ・カレル、生瀬勝久)
父親から養豚場と莫大な遺産を相続したお金持ち。顔はグルーとそっくりだが、ふさふさの金髪をしている。父の志を受け継ぎ天下の大悪党になることを夢見ているが、グルーと違い、悪党の才覚はない。字幕版ではグルー同様にスティーヴ・カレルが声を担当しているが、吹き替え版ではドルーを生瀬勝久、グルーを笑福亭鶴瓶が担当する。

『怪盗グルーのミニオン大脱走』
7月21日(金)公開
監督:カイル・バルダ
声の出演:スティーヴ・カレル、クリステン・ウィグ、トレイ・パーカー
声の出演(吹き替え):
笑福亭鶴瓶、松山ケンイチ、中島美嘉、芦田愛菜、須藤祐実、矢島晶子、いとうあさこ、山寺宏一、宮野真守、福山潤、生瀬勝久ほか
配給:東宝東和
© UNIVERSAL STUDIOS
公式サイト:http://minions.jp/

『君はひとりじゃない』

『君はひとりじゃない』

©Nowhere sp. z o.o., KinoŚwiat sp. z o. o., D 35 S. A., Mazowiecki Fundusz Filmowy 2015 all rights reserved.

母親を亡くし、父親に心を閉ざした娘は摂食障害を引き起こし、どんどん痩せ細っていく。喪失感が拭えない父親は娘との間にできた溝を修復することができない。父親は娘を精神病院に入院させ、治療をセラピストに委ねたがなかなか成果が出ない。セラピストはある方法を提案するが、それは想像を超えるものだった。

父親と娘が程よい距離感を保つのは難しい。ましてや、間に入っていた母親を突然、亡くしてしまったのなら、戸惑うのは仕方がないこと。娘は食べることを拒否することで現実逃避し痩せていく。検察官の父親は喪失感から悲惨な事件現場を見ても何も感じず、黙々と食事をして太っていく。2人の気持ちが離れていくのが食を通じて伝わってくる。しかし、父親には娘との絆を取り戻したいという気持ちはあった。セラピストが行ったスピリチュアルな治療の効果は定かでないが、父親が逃げずに娘と向き合ったことで「この父娘はもう大丈夫」と感じるラストとなった。

YABO人:精神病院に勤務するセラピストのアンナ(マヤ・オスタシェフスカ)
発声練習や感情を表に出させる練習を積極的に取り入れ、心を病んだ少女たちの治療を行う一方、霊媒師として霊から受け取ったメッセージを残された人に伝えている。そんなアンナも実は息子を亡くし、心に大きな穴を抱えている。

『君はひとりじゃない』
7月22日(土)より、シネマート新宿、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
監督・脚本:マウゴシュカ・シュモフスカ
出演:ヤヌシュ・ガヨス、マヤ・オスタシェフスカ、ユスティナ・スワラほか
配給:シンカ
©Nowhere sp. z o.o., KinoŚwiat sp. z o. o., D 35 S. A., Mazowiecki Fundusz Filmowy 2015 all rights reserved.
公式サイト:http://hitorijanai.jp/

『心が叫びたがってるんだ。』

『心が叫びたがってるんだ。』

©2017映画「心が叫びたがってるんだ。」製作委員会©超平和バスターズ

本音を言えない坂上拓実(中島健人)は高3の春、成瀬順(芳根京子)、仁藤菜月(石井杏奈)、田崎大樹(寛一郎)とともに「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命された。担任から出し物としてミュージカルを提案され、順は詞を書くとともに、ヒロインに立候補。拓実が曲をつけることになる。最初は乗り気でなかった級友たちもしだいに心が通じていき、クラスが一丸となって準備を進めていった。

LINEが普及し、すぐに誰かと繋がれる。しかし言いたいことをどこまで言えているのだろうか。嫌われることがないよう、本心以外のことばかり伝えていて、実はとっても孤独なのかもしれない。作品を見終わったとき、ちょっと勇気を出して、心に思っていることを伝えてみようと思えてくる。
順が言葉を封印してしまったきっかけは父親の一言だが、その後の母親の対応も順を傷つける。子どもの何気ない一言が家族の崩壊をもたらしたとはいえ、大人が子どもと同じレベルに立ってはいけない。親世代も自分を振り返るきっかけになるだろう。

YABO人:坂上拓実(中島健人)
中2のときに母親からピアノが好きかと聞かれて「好き」と答え、悲しませてしまったことが忘れられず、思ったことを言わず、本音を隠して生きるようになる。自分と似た経験をした順の気持ちを理解し、懸命な姿に心打たれて、応援するようになる。

YABO人:人前で話すことができない成瀬順(芳根京子)
小学生の頃、自分が何気なく母親に話したことがきっかけで両親が離婚。父親に「お前のせいだ」と言われて以来、言葉を発しようとするとお腹が痛くなるため、筆談で人とのコミュニケーションを取る。伝えたい想いはノートに書き留めている。担任の「ミュージカルは奇跡が起こる」という一言に勇気を出し、ふれ交で行うミュージカルの詞を書き、主人公に立候補する。自分の気持ちを手に取るように理解してくれる拓実にいつの間にか恋心が芽生える。

YABO人:優等生でチアリーダー部部長仁藤菜月(石井杏奈)
中学生のとき坂上拓実と付き合っていたが自然掃滅し、お互いに気持ちを確認できずにいた。拓実と順のやりとりを見て、拓実への想いは諦めようとする。

YABO人:田崎大樹(寛一郎)
野球部のエースで甲子園を目指していたが、ヒジの故障で挫折する。それでも後輩を応援しようと部活に顔を出すが、どう接したらいいかわからず後輩たちから煙たがられてしまう。ふれ交の実行委員の一員となり、一途な順に好意を寄せ始める。

『心が叫びたがってるんだ。』
7月22日(土)全国ロードショー!
監督:熊澤尚人
出演:中島健人、芳根京子、石井杏奈、寛一郎、荒川良々、大塚寧々
配給:アニプレックス
©2017映画「心が叫びたがってるんだ。」製作委員会©超平和バスターズ
公式HP:http://kokosake-movie.jp/

『ボン・ボヤージュ~家族旅行は大暴走~』

『ボン・ボヤージュ~家族旅行は大暴走~』

© 2016 Chic Films – La Petite Reine Production – M6 Films – Wild Bunch

4人家族のコックス一家は、祖父と共に最新テクノロジーを搭載した新車でバカンスに出掛けたが、ブレーキが制御不能になり、ハイウェイを時速160㎞で大暴走。究極のパニック状態の車内で、家族の秘密が次々明かされていく。果たして車は無事、止まることができるのか。

車の暴走シーンはCGではなく、実際に車を走らせて撮影。車内は撮影する技術スタッフのスペースがないので、車の隣りを同じスピードで走ったという。緊迫感があふれているのも納得。
暴走するコックス一家の車に愛車のドアを壊された男性のぶっ飛び具合も半端ない。主人公をはるかに上回る運転テクニックで猛追。ここまでくるとホラーの域といえる。とはいえ、作品のベースはコメディ。カーアクションにハラハラしながら、思いっきり笑ってストレス発散!

YABO人:整形外科医の父・トム(ジョゼ・ガルシア)
若い頃は学問に燃えていたが、今では豊胸手術とシワ取りで大儲けしている。妻が父親を毛嫌いしていることを知っているが、バカンスに誘ってしまう。

YABO人:妊娠中の母・ジュリア(カロリーヌ・ヴィニョ)
精神科医だが怒りっぽく、一度キレると、とんでもないことになる。金儲けに忙しく、家族を顧みない夫に寂しさを感じている。いい加減なことばかりする義父のことを快く思っていない。

YABO人:ジュリアから歓迎されていないのにバカンスに参加した祖父・ベン(アンドレ・デュソリエ)
運命の人を探し続け、10年で30人の女性に振られた。いい加減な対応ばかりして次々と問題を起こすので、嫁に嫌われている。今回の騒動もきっかけは祖父かもしれない。

『ボン・ボヤージュ~家族旅行は大暴走~』
7月 22日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町他全国順次ドライヴ開始!
監督:ニコラ・ブナム
出演:ジョゼ・ガルシア、アンドレ・デュソリエ、カロリーヌ・ヴィニョ
配給:ギャガ
© 2016 Chic Films – La Petite Reine Production – M6 Films – Wild Bunch
公式サイト:http://gaga.ne.jp/bon-voyage/

2017-07-23 | Posted in NEWSComments Closed