地方に生きる役者のリアルをど真ん中に据えたドラマ! 『エイタロウ』10月4日(土)公開日決定!

「本気でやりたいことなんて、あんのかよ?!」
自分を見失いそうになっていた33歳の地方役者が禁断の自分探しの末、ようやくたどり着いたのは、役者として‶舞台で散る覚悟〟だった――
『カメラを止めるな!』『侍タイムスリッパー』を生み出したインディーズ映画の聖地、池袋シネマ・ロサにて公開となる『エイタロウ』。
このたび、10月4日(土)に公開することが決定した!
本作はオール鹿児島ロケ、オール地元在住役者で撮影した純度100%の鹿児島産インディーズ映画。地方役者にフォーカスし、リアルな半生を映し出したヒューマンコメディとなっている。
初主演となる徳田英太郎は鹿児島でローカルに活動する俳優。25歳で脇役として舞台デビューし、実生活では28歳で結婚し子供も生まれ、契約社員(大手ビール会社の営業)の仕事も順調……だったが、気が付けばとっくに30歳を過ぎていた!

本作はメジャーが決して光を当てない「地方に生きる役者のリアル」をど真ん中に据えたドラマであり、主人公エイタロウの波乱にみちた生きざまは、主演の德田英太郎の人生そのものと言える。劇中のエイタロウも舞台俳優の傍ら、実生活でビール会社の契約社員として働きながら家族を養っているという設定だ。いつの間にかプロ俳優への夢も失いかけており、「このまま地方に埋もれていいのか」という思いがくすぶり続けている姿を余すところなく、スクリーンに映し出される。
キャストも全員無名の地元在住の俳優たちで固められており、德田英太郎の“半生に基づいたフィクション”に、これ以上ないリアリティを与えている。また随所に“地方役者あるある”が散りばめられているのも見どころのひとつ。
また、フィナーレとなる劇中劇の撮影には、のべ500人ものボランティアが観客役エキストラとして参加。動員数はインディーズ映画でありながら、鹿児島でのロケ史上最大規模のあの『海猿』に匹敵する、と関係者を驚かせた。
『血と骨』にて助監督、『舞妓Haaaan!!!』『クライマーズ・ハイ』『余命』などでプロデューサーを務め、熊本地震を記録したドキュメンタリー映画『西原村』の久保理茎監督がメガホンを握っている。

【あらすじ】
エイタロウ(德田英太郎)はビール会社の契約営業マンを生業とし、妻子を養い、役者を唯一の生きがいに暮らす33歳。表向きは順風な日々。だけど、このまま埋もれたくないと心底焦って取り乱しそう。
そこにある女の出現や職場の圧力さらに…悪夢的な事態が彼を『生き地獄』に突き落とす。
それでも、大切な人から託された壮大な悲劇上演に挑むのだが…
この星すべての田舎で表現する者たちへ捧げる痛快悲喜劇!

【本作の特徴】
① 本人が本人を演じる「入れ子細工ムービー」
主演の德田英太郎が実年齢でリアルの生業と生きがいをもつ
人物を演じているのはもちろんのこと、彼の家族も出演。
演劇仲間のほぼ全員が実名で登場し、その生業も描かれる。
② 「純度100%の自主製作映画」
「地方発の映画だけど、こびてない」
「地方で撮る映画は、どうしても大物俳優の知名度頼り、あるいは協賛金や助成金やクラファンなど、資金を頼った先の影がちらつくものが多い気がする」という声があった。
地方の役者のリアル物語だから、地元在住の役者だけで撮り切るのはあたり前のことであり、資金を他に頼る発想も暇もなかった。みんなが手弁当で参加してくれたおかげで、気が付けば自己資金だけで乗り切れた。
奇跡的に、純度100%の自主製作オリジナル映画が誕生。
そして、「本作最大の強みであり弱みは、全員が全く無名」


<作品スペック>
『エイタロウ』(131分)
キャスト:德田英太郎 春田早希奈 平岡京子 小松蓮 宮内尚起 花牟礼宏紀 児玉俊和 青川穂美里 茂谷侑和 門間ゆきの 宇都大作 監督:久保理茎
配給:ガスコイン・エイシア
(C)ガスコイン・エイシア
10月4日(土)より池袋シネマ・ロサほか全国順次公開
公式サイト:https://sites.google.com/view/eitaro2024