岸井ゆきの演じるテルコの不器用でまっすぐな片想いの行く末は?
2019年4月19日(金)よりテアトル新宿ほかにて公開の映画『愛がなんだ』の本編冒頭映像が公開された。
冒頭は、電話するテルコの目が「大きくアップ」に映し出された映像から始まる。
まるでテルコのマモルしか見えてない“視野の狭さ”とリンクするかのようだ。
話している相手はテルコがどっぷりと片想いし続けているマモル。
「山田さん、今平気?」「山田さん、もし、、もしだよ?まだ会社に居て、今から帰るとこだったりしたら、何か買って届けてくれないかな?」自分勝手な言い分を話し出すマモル。
しかしテルコは「ちょうど帰ろうとしてたとこ!しょうがないなあ、、じゃあ頼まれてやっか!」嬉しそうに出かける準備をする。
実はテルコはすでに帰宅済みなのだが、マモルのためだけに全ての生活が存在するテルコにとっては側から見るとどんな嘘カッコ悪いをついたって、マモルと会える以上の幸せは存在しないのだ。
1日の時間の全てがそのひとのためにある。1分でも1秒でも多く、マモルの側に貼り付いていたい。。あまりにもまっすぐで不器用な、テルコの片想いのカタチを象徴するような映像が映し出される。
映画『愛がなんだ』は4月19日(金)より東京・テアトル新宿ほか全国ロードショー
『愛がなんだ』
<STORY>
28歳のテルコはマモル(マモちゃん)に一目惚れした5ヶ月前から、生活はすべてマモちゃんを中心に動いている。
仕事中でも、真夜中でも、マモちゃんからの電話が常に最優先。
仕事を失いかけても、親友に冷たい目で見られても、マモちゃんがいてくれるならテルコはこの上なく幸せなのだ。
けれど、マモちゃんにとっては、テルコはただ都合のいい女でしかなかった。
マモちゃんは、さっきまで機嫌良く笑っていたのに、ちょっと踏み込もうとすると、突然拒絶する。
今の関係を保つことに必死なテルコは自分からは一切連絡をしないし、決して「好き」とは伝えられない。
ある日、朝方まで飲んでマモちゃん家にお泊まりしたことから、2人は急接近。
恋人に昇格できる!と有頂天になったテルコは、頼まれてもいないのに家事やお世話に勤しみ、その結果、マモちゃんからの連絡が突然途絶えてしまう…。
それから3ヶ月が経ったころ、マモちゃんからひょっこり電話がかかってくる。
会いにいくと、マモちゃんの隣には年上の女性、すみれさんがいた…。
原作:角田光代「愛がなんだ」(角川文庫刊)
監督:今泉力哉 脚本:澤井香織、今泉力哉
出演:岸井ゆきの 成田凌 深川麻衣 若葉竜也 片岡礼子 筒井真理子/江口のりこ
公式サイト:http://aigananda.com/