安彦良和先生描きおろし『エルネスト』オリジナルポスター完成!
今年はキューバ革命の英雄エルネスト・チェ・ゲバラ没後50年。日系人のフレディ前村がチェ・ゲバラに共感し、革命に身を捧げて戦う姿を描く『エルネスト』が、10月6日(金)より公開される。
メガホンを取ったのは『人類資金』や『北のカナリアたち』など骨太な人間ドラマを描き、メッセージ性と芸術性に優れた作品の数々が各界から高い評価を受けてきた阪本順治監督。今回、初めて実在する人物を題材にする。
そして医学生でありながらもチェ・ゲバラに共感し、信念の為に戦いに身を投じる日系ボリビア人<フレディ前村>をオダギリジョーが演じる。阪本監督とは3度目のコンビとなるが、約半年でスペイン語を完璧にマスターし、体重を12キロ絞った。徹底的に役作りをした姿はストイックなフレディに重なる。
前売り券特典は本ポスターが描かれたオリジナルクリアファイル
ガンダムの生みの親である安彦良和先生が本作のために描き下ろしたオリジナルポスターが解禁された。
安彦良和先生は、以前、漫画『週刊 マンガ世界の偉人』でチェ・ゲバラを取り上げ、フレディ前村の視点でチェ・ゲバラがボリビアでの革命に失敗し、死に向かっていく様子を描いており、本作との親和性が高い。
映画を鑑賞した安彦良和先生は深く感銘を受け、今回のコラボに関して快諾。ティザーポスターをベースに2日間でこのイラストを描き上げた。
機動戦士ガンダムのタッチで描かれた“二人のエルネスト”から世界平和を信じて、自分の信念貫こうとする強い意志が感じられる。また、キューバ革命をはじめ、彼らが成し遂げようとする未来に熱い視線を注いでいる様子が伝わってくる。
本ポスターが描かれたオリジナルクリアファイルが前売り券特典として発売が決定した。
ティザーポスターと安彦先生の描き下ろしポスターが両面で描かれており、見比べて楽しむことができるファン必見のアイテムとなっている。
前売り特典情報
名称:安彦良和先生描き下ろし!オリジナルクリアファイル付き
発売日:8月5日(土)
値段:¥1,400(税込み/当日一般¥1,800の処)安彦良和先生からのコメント全文
2012年に朝日新聞出版社から、「マンガ世界の偉人」というシリーズでチェ・ゲバラをマンガで書いてくれないかと言われました。
24Pの短編マンガでしたが、ゲバラはとても興味をもっていた人物でしたし、当時たまたま、そのゲバラと共に戦った日系人フレディ前村さんを知っていたので、ゲバラとフレディのかかわりという視点で物語を描きました。
それから5年が経ち、その時に自分が描いたゲバラのマンガの中のフレディと同様のストーリーを、阪本監督が映画化をしたと聞き、今回のお話しを縁と思い、ご一緒させていただきました。
映画は彼の医学生時代がメインで、フレディの青春映画としても楽しませて頂きました。フレディ役を演じたオダギリジョーさんが日本人離れした容姿なので、見事に日系二世フレディを演じられていて、流暢なスペイン語も素晴らしく、さすがだと思いました。
『エルネスト』
《STORY》
50年前、チェ・ゲバラに“エルネスト”と名付けられ、行動をともにした、ひとりの日系人がいた―。
キューバ革命の英雄、エルネスト・チェ・ゲバラ。自らの信念を突き通した生き方、その比類なきカリスマ性によって、今なお世界の人々を魅了し続けているこの男-は、1967年、ボリビア戦線で命を落とした。同じ頃、ボリビアでゲバラと共に行動し、ゲバラからファーストネームである<エルネスト>を戦士名として授けられた日系人がいた。その名は、フレディ前村。日系二世として生まれたフレディは、医者を志し、キューバの国立ハバナ大学へと留学する。そしてキューバ危機のさなかにチェ・ゲバラと出会い、その深い魅力に心酔し、ゲバラの部隊に参加。やがてボリビア軍事政権へと立ち向かっていく。
10月6日(金)TOHOシネマズ 新宿他全国ロードショー
脚本・監督:阪本順治
出演:オダギリジョー、永山絢斗、ホワン・ミゲル・バレロ・アコスタ、アレクシス・ディアス・デ・ビジェガス
配給:キノフィルムズ/木下グループ
2017年|日本・キューバ合作|スペイン語・日本語|DCP|ビスタサイズ|124分
©2017 “ERNESTO” FILM PARTNERS.
公式サイト:http://www.ernesto.jp/