ドキュメンタリー映画『地雷ときどき僕。』6/17(土)より順次劇場公開!
かつて内戦が繰り広げられ、今もなお400~600万個の地雷が埋まっている国、カンボジア。
『地雷ときどき僕。』は、地雷の影響が深く残る村で暮らす人々の生活に密着したドキュメンタリー映画です。
2014年、2015年とカンボジアで映画を製作してきた内田俊介監督。「あそこの奥に地雷があるんだよ。」村の男の子が、通学路わきの繁みを指さして言った言葉に、衝撃を受けます。
現地で15年間、地雷処理を続ける高山良二さん(IMCCD 理事長)と出会い、カンボジアの地雷の現状を知りました。埋まっている地雷を目の前にして、何度も足を運んでいたのに、どこかリアルに感じていなかった「現実」を痛感。現地で感じたありのままを伝えるべく撮影をスタートさせました。
「地雷がなくなって自由に遊べるようになりたい」と願う男の子、毎日危険区域に出向き、黙々と手作業で地雷除去をする地雷探知員の女性、そしてカンボジアで地雷処理事業を立ち上げ、地元の方と共に地雷処理をし続ける高山良二さん。作中では、地雷が残る村で暮らす様々な人の地雷と向き合う姿や、未来への思いが丁寧に描かれています。
“地雷”、“戦争”と重たそうなテーマに思えますが、観終わった後の感想はきっと違うはず。過酷な現実と向き合い続ける村の人たちの姿は逞しく、「村の人たちは決して不幸には見えない。」 と、ポスターの紹介文の終わりに書かれたこの言葉の意味が、内田監督の目線を通して、観客にしっかりと伝わってきます。
主題歌は京都を拠点に活動する4ピースロックバンドのGreenWorld。映画のために書き下ろされた曲、『Play the World』の音源には、カンボジアの子供たちの手拍子などの音が使われているそうです。
「世界中の映画のない場所に映画と笑顔を届けたい」という想いのもと、映画を作り続ける“旅する映画監督”、内田監督が、現地で生活する人々を見て、感じた思いが込められている素敵な映画です。ぜひ劇場でご覧になってください。
『地雷ときどき僕。』
2017年6月17日(土) シネマノヴェチェントより順次全国公開!
企画・監督・撮影 旅する映画監督 内田俊介
取材協力 認定NPO法人 国際地雷処理・地域復興支援の会 ( IMCCD )
主題歌 GreenWorld 『Play the World』
©︎ 2017 TEAM「地雷ときどき僕。」製作<上映スケジュール>
6月17日(土)〜23日(金) 横浜シネマノヴェチェント
7月1日(土)〜21日(金) 山梨テアトル石和
※他、順次全国劇場公開
公式サイト https://tabisuru-eigakantoku.jimdo.com