鈴木杏、越後はる香、太田隆文監督が登壇!『明日にかける橋 1989 年の想い出』完成披露試写会

6月30日より公開の映画『明日にかける橋 1989 年の想い出』の完成披露試写会が渋谷・ユーロライブで行われ、主演の鈴木杏、越後はる香、太田隆文監督が登壇し、舞台挨拶を行った。

本作は、日本最大級の規模を誇る静岡県の袋井花火大会を舞台に、バブル最盛期にタイムスリップして家族の幸せを取り戻すべく奔走する女性を描いたヒューマンドラマ。

太田隆文監督は、映画公開の喜びと、早朝から大勢の方が会場に来てくださったことに感謝の意を述べた。

監督から静岡の印象を聞かれた鈴木杏さんは、「街のみなさんや街全体が、この映画を一緒に作るという気持ちが強くて、懇親会を開いてくださったりバーベキュー三昧で(笑)。懇親会をこんなに開催してくださる現場はそんなにないので、驚きました。待機場所としてお家をお借りすることもあって、ご迷惑をおかけしているのにお菓子を出してくださったり、手厚くサポートしてくださいました」と述べた。

また、撮影中は、静岡の緑豊かな自然に触れ、ハンバーグで有名な炭火焼きレストラン「さわやか」のハンバーグを食べ、ららぽーとを目指して歩き、茶畑を横目に1〜2時間散歩したエピソードなどを明かした。

みゆきの高校時代を演じ、本作が映画初出演となる越後はる香さんは、「地元が関西なので、東京に行くときは新幹線で富士山を見ていました。静岡に行ったのは初めてで、不安もあったのですが、静岡のみなさんがすごく暖かく迎えてくださった。毎日すごく美味しいご飯を用意してくださったり、毎朝、違う味のおにぎりを用意してくださったので、毎朝楽しみでした」と述べた。

父親役を演じた板尾創路さんと鈴木杏さんは三度目の共演となる。
鈴木杏さんは、「板尾さんだからこその存在感、醸し出される空気感が、大きな柱となって映画全体を支えてくれて、私の気持ちも引っ張り出してくれた」と力強い存在であったことを明かした。
そして、父とみゆきが向き合うお堂のシーンでは、「大人のみゆきは、大人になって父親や母親と再会しながら自分の気持ちが変わっていったり、気づくことが多い役だと思ったので、自分で気持ちを作って挑むよりは、目の前にいる板尾さんや田中美里さんに集中してお芝居の力お借りして演じられたらと思った。とにかく板尾さんと一緒にいるこの時間に集中しようと思っていました」と、撮影時の思いを語った。

最後に、鈴木杏さんは、「家族の話が軸になっているので、老若男女、年齢・性別問わず見ていただける映画だと思います。静岡の袋井市を中心とした地元の方々と一緒に“映画を作るぞ”と頑張った作品です。この思いが多くの肩に届いたらいいなと思います。そして、袋井市のメロンは美味しいので機会があったら食べてみて下さい」と本作への思いと共に袋井市のメロンの美味しさをPR。
客席には、ロケ地となったから静岡県袋井市・磐田市・森町から来てくださった方や、本作に登場する花火師や先生役を演じた方も来場しており、客席から拍手が起こった。

越後はる香さんは、「家族や友達に日頃からまっすぐな思いを伝えられないことも多いと思いますが、この作品を通して、子供はこうふうに思っているんだな、お父さん・お母さんはこういう風に思っているんだなということを少しでも感じて、これからの生活や日々の過ごし方も、相手のことを思って過ごしてくださったらなと思いました。この作品が少しでも多くの人に届いたらいいなと思います」と締めくくった。

『明日にかける橋 1989年の想い出』は6月30日より東京・有楽町スバル座ほかで順次公開。

Copyright (C) 2018 『明日にかける橋』フィルムパートナーズ

取材撮影・文:出澤 由美子


『明日にかける橋 1989 年の想い出』

Copyright (C) 2018 『明日にかける橋』フィルムパートナーズ

<あらすじ>
田舎町で暮らす30代のOL・みゆき。彼女の家族は弟の健太が交通事故で他界したことをきっかけに崩壊し、現在はみゆきが両親を支えて働く日々を送っていた。2010年の夏のある日、「夢がかなう」という明日橋を渡ったみゆきは、弟が死んだ1989年にタイムスリップしてしまう。若き日の両親や元気な弟、そしてかつての自分自身に会ったみゆきは、この時代で弟を救えば未来の家族を幸せにできるかもしれないと考えるが、その先には様々な困難が待ち受けていた。

<CAST>
鈴木杏 板尾創路 田中美里 越後はる香 藤田朋子 宝田明
草刈麻有 冨田佳輔 田崎伶弥 長澤凛 弥尋 山下慶
山本淳平 天玲美音 大石千世 栩野幸知
宮本弘佑 岡村洋一 嵯峨崇司 増田将也 本間ひとし
真木恵未 遠藤かおる

監督・脚本・編集・プロデューサー:太田隆文
アソシエイトプロデューサー:小林良二
撮影:三本木久城
照明:いしかわよしお
録音:植田中
美術:竹内悦子(A.P.D.J)
衣裳:丸山江里子
ヘアメイク:大久保恵美子
制作担当:酒井識人
助監督:富澤昭文
題字:大石千世
音楽:遠藤浩二
整音・効果:丹雄二
制作:青空映画舎
配給:渋谷プロダクション
http://asunikakeruhashi.com/

2018-06-01 | Posted in NEWSComments Closed 
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