YABOサタデー映画館―2018.2.17

『YABO』の由来は野望。

野望という強い意志を持って前向きに生きる人を取材し、その人の魅力や情報を発信するフリーペーパーです。
WEB版では毎週土曜日に「YABOサタデー映画館」を掲載。
作品をあらすじとともに野望や希望、理想にあふれる人物をYABO人としてピックアップします。

今週は下記の3作品をご紹介します。
『エターナル』
『リバーズ・エッジ』
『ウイスキーと2人の花嫁』

『エターナル』

『エターナル』

©2017 WARNER BROS PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED

YABO人:証券会社の支店長カン・ジェフン(イ・ビョンホン)

息子の英語教育のため、妻スジン(コン・ヒョジン)と息子をオーストラリアに移住させ、自分は家族のために仕事に励んでいた。ところが会社は膨大な不良債権を出した末に破綻。安定した収入も、社会的地位も、人としての信用も、一瞬にして失ってしまう。虚しい心の穴を埋めるかのように、家族が暮らすシドニーの家を初めて訪れる。そこでは妻が隣家の男性と親しく楽しげに過ごしていた。ショックのあまりその場から立ち去るが、妻のことが気になり、覗き見するように滞在し続ける。

主演を務めるのは映画『MASTER マスター』や『密偵』など出演作が相次ぎ、アジアだけでなくハリウッドでも活躍する国際的スターのイ・ビョンホン。イ・ジュヨン監督が書いた脚本を「10年ぶりに素晴らしい小説を読んだかのような、心に深く響く作品」と惚れ込み、本作ではアクションを完全に封印。表情や視線だけで主人公の悲しみを伝え、ベテラン俳優の面目躍如たる演技が堪能できる。
また、韓国映画史上初となるオーストラリアでのロケを敢行。洗練された映像美で観客を魅了した。

『エターナル』
2018年2月16日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国ロードショー
監督・脚本:イ・ジェヨン
出演:イ・ビョンホン、 コン・ヒョジン、アン・ソヒ
配給: ハーク
©2017 WARNER BROS PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED
公式サイト: http://hark3.com/eternal/

『リバーズ・エッジ』

『リバーズ・エッジ』

©2018映画「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社

YABO人:若草ハルナ(二階堂ふみ)
彼氏の観音崎(上杉柊平)が苛める山田(吉沢亮)を助けたことをきっかけに、山田から夜の河原へ誘われ、放置された<死体>を見せられる。死体の存在を宝物として山田と共有している後輩でモデルのこずえ(SUMIRE)とも知り合い、彼らと特異な友情で結ばれていく。

YABO人:山田(吉沢亮)
カンナ(森川葵)に言われるまま、付き合っているが、実はゲイ。街でこっそり売春をしている。昔からいじめられっ子で、高校生になった今は観音崎たちからいじめられている。いじめから助けてくれたハルナに、河原に放置された<死体>を自分の宝物として見せる。

YABO人:モデルのこずえ(SUMIRE)
売れっ子モデルだが、摂食障害を抱え、大量の食糧を口にしては吐いている。

YABO人:ハルナの彼氏の観音崎(上杉柊平)
家族に居場所がなく、そのイライラを暴力で解消している。山田をいじめるのもそのため。ハルナの彼氏だが、ハルナの友人ルミとも体の関係を持つ。

YABO人:ハルナの友人ルミ(土居志央梨)
親は放任で、引きこもりの姉とは仲が悪い。サラリーマンなどと体の関係を持ち、お小遣いを得ている。ハルナの彼氏である観音崎とも体の関係を重ね、父親が誰だかわからない子供を妊娠してしまう。

身体的には大人になっているが、年齢的には大人にしてもらえないやりきれなさが登場人物からガンガン伝わってくる。どうしたいのか。不満を言葉にできればまだ、救われるのかもしれない。それさえできず、彼らは暴力やSEX、過食に走る。募る閉そく感はいつの時代も同じ。程度の差こそあれ、思い出すのも恥ずかしい黒歴史は、多くの人が1つや2つ持っているはず。そう思うと、登場人物がぐっと近づいて感じられるだろう。原作は岡崎京子の『リバーズ・エッジ』。主演は映像化を切望していた二階堂ふみと吉沢亮だが、他のキャストもそれぞれ印象に残る。

『リバーズ・エッジ』
2018年2月16日より、TOHOシネマズ日本橋ほか全国ロードショー
監督: 行定勲
出演: 二階堂ふみ、吉沢亮、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨、森川葵
配給: キノフィルムズ
©2018映画「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社
公式サイト: http://movie-riversedge.jp/

『ウイスキーと2人の花嫁』

『ウイスキーと2人の花嫁』

©WhiskyGaloreMovieLimited2016

YABO人:島の郵便局長ジョセフ(グレゴール・フィッシャー)
妻を亡くした後、2人の娘と暮らす。娘たちは恋人との結婚を望んでいるが、父親としては寂しさもあり、素直に祝福できない。こよなく愛するウイスキーの配給が止まってしまい、周囲からも「ウイスキー無しじゃ結婚式はムリ!」と猛反対されている。
そんなとき、NY行きの貨物船が島の近くで座礁。沈没寸前の船内には、5万ケースものウイスキーが積まれていたことが判明。「神様からの贈り物」と考えた島民たちと一緒に、禁制品のウイスキーを秘かに“救出”しようとした。

アウター・ヘブリディーズのエリスケイ島で起きた、貨物船が沈没して、積んでいた264,000本のボトルが岸に打ち上げられたという史実をもとにした小説「ウイスキーガロア」が原作。お茶目な島民たちによるドタバタ騒動劇は大人のユーモアたっぷりで、心が癒される。

≪事件概要≫
26万本のウイスキーを積んだ大型船が座礁。スコットランド西海岸のエリスケイ島沖で第二次世界大戦中の1941年に起きたSSポリティシャン号沈没事故。ドイツのUボートが民間船もターゲットにしているために起きた事故である。船にはウイスキーのほかに数十万ポンドといわれるイングランド銀行印刷のジャマイカ紙幣も。この事実からドイツの攻撃を恐れたロイヤルファミリーがジャマイカに逃亡する計画があったことがわかる。ウイスキーを盗んだ島民は14名が実刑を受け監獄へ。紙幣などは手付かずであるにもかかわらず厳しい罰が与えられた。島からはいまだに当時の島民が隠したウイスキーが発見され続けている。

『ウイスキーと2人の花嫁』
2月17日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
監督: ギリーズ・マッキンノン
出演: グレゴール・フィッシャー、エリー・ケンドリック、ナオミ・バトリック、エディ・イザード、ショーン・ビガースタッフ、ケヴィン・ガスリー、ジェームズ・コスモ他
配給: シンカ
© WhiskyGaloreMovieLimited2016
公式サイト: http://www.synca.jp/whisky/

2018-02-17 | Posted in NEWSComments Closed