YABOサタデー映画館―2018.2.10

『YABO』の由来は野望。
野望という強い意志を持って前向きに生きる人を取材し、その人の魅力や情報を発信するフリーペーパーです。
WEB版では毎週土曜日に「YABOサタデー映画館」を掲載。
作品をあらすじとともに野望や希望、理想にあふれる人物をYABO人としてピックアップします。

今週は下記の5作品をご紹介します。
『コンフィデンシャル/共助』
『マンハント』
『悪女/AKUJO』
『犬猿』
『ぼくの名前はズッキーニ』

『コンフィデンシャル/共助』

『コンフィデンシャル/共助』

©2017 CJE&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED

YABO人:北朝鮮の刑事イム・チョルリョン(ヒョンビン)
特殊部隊に所属するエリートで、極秘任務を遂行中、上官チャ・ギソン(キム・ジュヒョク)の裏切りにより仲間と妻を殺されてしまう。韓国へと逃亡したギソンが持ち出した機密を秘密裏に取り戻すため、国家命令でソウルに派遣される。

YABO人:韓国の庶民派熱血刑事カン・ジンテ(ユ・ヘジン)
指名手配犯を追い詰めたものの、愛する娘からの電話に対応している間に取り逃がし、3カ月の停職処分を言い渡される。そんなとき、韓国は北朝鮮からの国際犯罪者逮捕要請を受け、歴史上初の“南北共助捜査”をすることになる。そこで北朝鮮の真の思惑を探るよう、チョルリョンの密着監視を命じられた。ミスの挽回と出世のチャンスとばかりに任務を引き受ける。

復讐に燃える北朝鮮の最強エリート刑事イム・チョルリョンを演じるのはヒョンビン。接近戦に特化したロシアの戦闘術“システマ”による超絶スタイリッシュなアクションを披露し、時速100㎞を越えたカーチェイスでワイヤーアクションに挑んだ。
一方、韓国側の庶民派熱血刑事カン・ジンテを演じたのはユ・ヘジン。ハンサムとは言い難いが、妻や娘、義妹を大事にする家庭人で、家庭生活シーンはコメディタッチのホームドラマを見ているよう。ここにクールでイケメンなチョルリョンが加わることで新たな笑いも生まれる。
緩急のバランスが絶妙な本作は2017年韓国映画上半期動員数№1のアクションエンターテインメント作品で、第21回ファンタジア国際映画祭で最優秀アクション賞を受賞した。

『コンフィデンシャル/共助』
2月9日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国公開
監督: キム・ソンフン
出演: ヒョンビン、ユ・ヘジン、キム・ジュヒョク、ユナ(少女時代)ほか
配給: ツイン
©2017 CJE&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED
公式サイト: http://kyojo-movie.jp/

『マンハント』

『マンハント』

©2017 Media Asia Film Production Limited All Rights Reserved.

YABO人:ドゥ・チウ(チャン・ハンユー)
酒井社長(國村隼)率いる天神製薬の顧問弁護士。会社主催のパーティで、謎の美女・真由美(チー・ウェイ)と出会う。彼女の婚約者は3年前に亡くなった天神製薬元研究員で、婚約者と会社のトラブルに疑問を持っていた。翌朝、自宅のベッドで目を覚ますと、社長秘書・希子の死体が隣りに横たわっていた。何者かにハメられたことに気づき、その場から逃走する。

YABO人:大阪府警の敏腕刑事・矢村(福山雅治)
新人の部下・里香(桜庭ななみ)とともに独自の捜査でドゥ・チウを追うが、証拠が揃いすぎることに違和感を覚え、次第に見解を変えていく。真由美の実家である牧場にいるドゥ・チウを捕らえることに成功。しかし手錠をかけた彼とともに、女殺し屋・レイン(ハ・ジウォン)たちから襲撃を受け、彼の無実を確信する。

原作は西村寿行のサスペンス小説『君よ憤怒の河を渉れ』で、1976年に高倉健主演で公開され、本作は2度目の映画化。無実の罪を着せられた弁護士ドゥ・チウと彼を追う大阪府警の刑事・矢村が事件の真相を究明しながら、立場や国籍を越えた絆で結ばれていく姿を描く。中国の人気俳優チャン・ハンユーと福山雅治のW主演で、“二丁拳銃”などジョン・ウー監督らしいアクションがふんだんに盛り込まれている。中盤にドゥ・チウと矢村が手錠で繋がれたまま繰り広げるアクションは見応えたっぷり。見せ場がピシッ、ピシッと決まり、主演2人の魅力を堪能できる。

『マンハント』
2018年2月9日(金) TOHOシネマズ新宿他日本公開!
監督: ジョン・ウー
チャン・ハンユー、福山雅治、チー・ウェイ、ハ・ジウォン
友情出演: 國村隼
特別出演: 竹中直人、倉田保昭、斎藤工
共演:アンジェルス・ウー、桜庭ななみ、池内博之、TAO、トクナガクニハル、矢島健一、田中圭、ジョーナカムラ、吉沢悠
配給: ギャガ
©2017 Media Asia Film Production Limited All Rights Reserved.
公式サイト: http://gaga.ne.jp/manhunt/

『悪女/AKUJO』

『悪女/AKUJO』

©2017 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & APEITDA. All Rights Reserved.

YABO人:スクヒ(キム・オクビン)
幼い頃に父親を殺され、犯罪組織の殺し屋として育てられた。育ての親ジュンサン(シン・ハギュン)と恋に落ちて結婚するが、ジュンサンを敵対組織に無残に殺害されてしまう。復讐の鬼と化し、敵対組織のアジトに1人で乗り込み、マフィアを壊滅させたところで逮捕される。しかし刑務所ではなく、国家直属の暗殺者養成施設に送り込まれる。数年にわたるハードな特訓生活を送ったのち、ジュンサンの忘れ形見であるウネ(キム・ヨヌ)とともに第2の人生を歩み始めた。やがて隣人のヒョンス(ソンジュン)に心惹かれるようになるが、任務中に思いがけない人物と出会う。

冒頭、主人公がたった一人で敵対組織のアジトに乗り込み、50人以上のヤクザたちを打ちのめしていくシーンは7分間ノンストップ。主人公の視点で映し出されるので、見ている自分が戦っているような感覚を呼び起こされる。また、クライマックスのカーチェイスは命がいくつあっても足りないくらい危険なシーンが続出。チョン・ビョンギル監督はアクションシーンの限界を一気に引き上げた。
主演のキム・オクビンも監督の期待に応える。テコンドーとハプキドーの黒帯を持つ身体能力の高さを遺憾なく発揮し、撮影前に長期猛特訓を行い、日本刀や自動小銃、ハンドガン、手斧まで多彩な武器を使いこなす戦闘シーンのほぼ全てをノースタントで熱演。キム・オクビンの身体を張ったアクションは見逃せない。

『悪女/AKUJO』
2018年2月10日角川シネマ新宿ほかロードショー
監督:チョン・ビョンギル
出演:キム・オクビン、シン・ハギュン、ソンジュン、キム・ソヒョン
配給: KADOKAWA
©2017 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & APEITDA. All Rights Reserved.
公式サイト: http://akujo-movie.jp/

『犬猿』

『犬猿』

ⓒ2018『犬猿』製作委員会

YABO人:金山和成(窪田正孝)
地方都市の印刷会社で働く営業マン。真面目で堅実、しかもイケメン。父親が友人の連帯保証人になって作ってしまった借金をコツコツと返済しながら、老後のために毎月わずかな貯金をする地味な生活を送っている。そんなある日、強盗の罪で服役していた兄の卓司(新井浩文)が刑期を終えて転がり込んでくる。兄のやりたい放題に頭を抱えるが、兄は気性の激しいので文句のひとつも言えない。兄のことを密かに天敵だと思っている。

YABO人:金山卓司(新井浩文)
和成の兄。和成とは対照的に、金遣いが荒く、凶暴な性格でトラブルメーカー。娑婆に出てきて早々にキャバクラで暴れたり、弟の留守中に部屋にデリヘルを呼んだりとやりたい放題。胡散臭い輸入業の仕事が成功し、急に金回りがよくなった。

YABO人:幾野由利亜(江上敬子)
親から引き継いだ小さな印刷所を切り盛りし、頻繁に仕事を依頼する和成にほのかな恋心を抱いている。勤勉で頭の回転も速く、寝たきりの父親の介護もしながら仕事をテキパキとこなす“できる”女だが、太っていて見た目がよくない。仕事もできないくせにチャラチャラして、チヤホヤされている妹にいらついている。

YABO人:幾野真子(筧美和子)
由利亜の妹で、天敵。印刷所の手伝いをしているが、姉と違って仕事の要領が悪く、頭も決してよくない。しかし、顔やスタイルの良さから、取引先の男性にも人気がある。時々グラビア撮影やイメージビデオに出演。節制できずにぶくぶくと太っている姉のことを小バカにしている。

吉田恵輔監督の『麦子さんと』以来4年ぶりとなるオリジナル脚本は、兄弟、姉妹だけでなく親子の関係まで丁寧に観察して書かれている。「あるある、そういうこと」と笑って見ていられるのも初めのうち。次第に自分でも気がつかなかったどす黒い腹の中を突きつけられる。しかし、吉田恵輔監督の脚本は、それも含めて登場人物を肯定する優しさを持ち、「こんな私でもいいんだ」と前向きに思えてくる。映画を見た後は、みんな幸せな気持ちになっているだろう。(吉田恵輔監督の吉は”したつち”)

『犬猿』
2018年2月10日(土)より、テアトル新宿ほか全国ロードショー
監督・脚本:吉田恵輔(吉田恵輔監督の吉は”したつち”)
出演: 窪田正孝、新井浩文、江上敬子(ニッチェ)、筧 美和子
配給: 東京テアトル
ⓒ2018『犬猿』製作委員会
公式サイト: http://kenen-movie.jp/

『ぼくの名前はズッキーニ』

『ぼくの名前はズッキーニ』

©RITA PRODUCTIONS / BLUE SPIRIT PRODUCTIONS / GEBEKA FILMS / KNM / RTS SSR / FRANCE 3 CINEMA / RHONES-ALPES CINEMA / HELIUM FILMS / 2016

YABO人:少年イカール
母親が不慮の事故で亡くなり、孤児院「フォンテーヌ園」で生活することとなる。入所早々、クラスメイトでリーダー格のシモン、アメッド、ジュジュブ、アリス、ベアトリスの5人による手痛い洗礼を受けるが、他の子どもたちもそれぞれに複雑な事情を抱えながら園生活を送っていることを知る。これをきっかけにシモンたちと打ち解けていく。
ある日、イカールの後に入園したカミーユを扶養手当欲しさに叔母が引き取ると言い出し、園に乗り込んできた。嫌がるカミーユに「絶対行かせない」と誓う。

イカールが暮らす孤児院の子どもたちは、アルコールやドラッグ中毒、育児放棄、性的虐待、犯罪や移民問題といった深刻な問題を背景に、心に大きな傷を負っている。しかし、思いやりや分かち合う気持ちを知り、支え合いながら信頼できる絆を育んでいく。
本来、子どもは親の愛情をたっぷり受け、信頼する気持ちを育てながら大きくなる。何らかの理由でそれがかなわなくても、周りの大人や社会が支えてあげれば、子どもはまっすぐに育つことをこの作品は伝えてくれた。

『ぼくの名前はズッキーニ』
2月10日(土)より新宿ピカデリー、YEBISU GARDEN CINEMA他、全国ロードショー
監督: クロード・バラス
脚本:セリーヌ・シアマ
原作:ジル・パリス「Autobiographie d’une courgette」
配給: ビターズ・エンド、ミラクルヴォイス
©RITA PRODUCTIONS / BLUE SPIRIT PRODUCTIONS / GEBEKA FILMS / KNM / RTS SSR / FRANCE 3 CINEMA / RHONES-ALPES CINEMA / HELIUM FILMS / 2016
公式サイト: http://boku-zucchini.jp/

2018-02-10 | Posted in NEWS, YABOサタデー映画館Comments Closed