YABOサタデー映画館―2017.4.8

『YABO』の由来は野望。
野望という強い意志を持って前向きに生きる人を取材し、その人の魅力や情報を発信するフリーペーパーです。
WEB版では毎週土曜日に「YABOサタデー映画館」を掲載。
今週公開の作品から野望や希望、理想にあふれる登場人物をYABO人としてピックアップして、作品の紹介をしていきます。

『グレートウォール』

『グレートウォール』

©Universal Studios.

YABO人:リン・メイ鶴軍司令官(ジン・ティエン)
「私は皇帝しか知らない秘密の組織・禁軍の中で生まれ、戦うことだけを教えられてきた。王国を守るために生きていく」

傭兵として世界を渡り歩いてきた、弓の名手であるウィリアム(マット・デイモン)が2種類の剣を巧みに扱うトバール(ペドロ・パスカル)とともに万里の長城にたどり着く。囚われの身となった2人は、長城が60年に1度現れて中国を襲う怪物・饕餮(とうてつ)を食い止めるために作られたと知る。やがて何千、何万もの饕餮の大群が襲来。王国を守るため、禁軍の各部隊は饕餮に立ち向かう。お金のために戦ってきたウィリアムは彼らの「大義のために戦う」という意識に人生観が変わるほど感銘を受け、仲間として一緒に戦うことを選ぶ。しかし、それは壮絶な闘いの始まりだった。

禁軍には5つの部隊があり、戦闘方法によって鷲軍、虎軍、熊軍、鹿軍、鶴軍に分けられる。どの部隊も高い戦闘能力と規律性を持ち、王国を守るために自分の命も犠牲にすることを辞さない。例えば鶴軍は女性によって構成され、青いコスチュームを身につけた体をロープで繋ぎ、長い槍を持って潔くダイブし、饕餮を突き刺すと跳ね返って戻る姿は見ていて清々しい。大掛かりなアクション作品でありながら、中国神話に登場する饕餮と戦うファンタジー、危険を顧みず皇帝のもとに向かうリン・メイと彼女を追うウィリアムのアドベンチャーも盛り込まれ、幅広い層が楽しめる。

『グレートウォール』
4月14日(金)より全国ロードショー
監督:チャン・イーモウ
出演:マット・デイモン、ペドロ・パスカル、ウィレム・デフォー、ジン・ティエン、アンディ・ラウほか
配給:東宝東和
©Universal Studios.
公式サイト:http://greatwall-movie.jp/

『午後8時の訪問者』

『午後8時の訪問者』

© LES FILMS DU FLEUVE – ARCHIPEL 35 – SAVAGE FILM – FRANCE 2 CINÉMA – VOO et Be tv – RTBF (Télévision belge)

 

YABO人:女医のジェニー(アデル・エネル)
「患者の感情に流されたり、振り回されたりしてはダメ。患者の身体が発する声を聞き取り、癒すべき」

体調を崩した老齢の医師の代わりに、郊外の診療所で診察を代行していた女医のジェニー(アデル・エネル)。もうすぐ任期が終わり、大学病院に好待遇で迎えられることになっている。ある日、診療時間を過ぎた午後8時にドアベルが鳴る。ジェニーは対応しようとした研修医を止め、患者に振り回されてはいけないと叱責する。翌日、近くで身元不明の少女の遺体が見つかり、診療所の監視カメラにその少女がドアベルを鳴らす姿が映っていた。ジェニーは後悔と疑問に突き動かされるように大学病院のポストを捨てて、少女について調べ始める。やがて明らかになる死の真相は意外なものだった。
患者の身体が発する声に耳を澄ませてきたジェニーは、少女について調べることで自分自身が発する声に気づく。ストーリーがサスペンスタッチに展開していく中で、ジェニー自身が変化していく様子を浮かび上がらせる。ジェニーの心の声に耳を傾けて見てほしい。

『午後8時の訪問者』
4月8日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開!
監督・脚本:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
出演:アデル・エネル オリヴィエ・ボノー ジェレミー・レニエ ルカ・ミネラ
© LES FILMS DU FLEUVE – ARCHIPEL 35 – SAVAGE FILM – FRANCE 2 CINÉMA – VOO et Be tv – RTBF (Télévision belge)
公式サイト:http://www.bitters.co.jp/pm8/

『マイ ビューティフル ガーデン』

『マイ ビューティフル ガーデン』

© This Beautiful Fantastic UK Ltd 2016

YABO人:口うるさいが、庭づくりをこよなく愛す隣人アルフィー(トム・ウィルキンソン)
「ガーデニングはカオス(混沌)に美を見出すこと。お隣の荒れ放題の庭を何とかしたい」

何にでも秩序を求め、自分が決めたルールを正確に守るベラ・ブラウン(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)は立派なバックヤード付きのアパートに暮らす。しかし、予測不能に成長する植物が苦手で、庭は荒れ放題。ある日、「庭を元どおりにしないと退去してもらう」と家主から通告を受ける。困ったベラは偏屈な隣人アルフィー(トム・ウィルキンソン)の力を借りることに。ベラはガーデニングを通じて人と関わって生きていくことを知り、アルフィーもベラにガーデニングを手解きすることで生きる希望を見出していく。
カオスを愛するアルフィーの庭は一見乱雑のようで、実は美しい秩序がある。まるでファンタジーの世界に舞い込んだかのような空間はぜひ大きなスクリーンで堪能したい。

『マイ ビューティフル ガーデン』
4月8日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー
監督:サイモン・アバウド
出演:ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ、トム・ウィルキンソン、アンドリュー・スコット、ジェレミー・アーヴァイン
提供・配給:ココロヲ・動かす・映画社 ○
© This Beautiful Fantastic UK Ltd 2016
公式サイト:http://www.my-beautiful-garden.com/

『ぼくと魔法の言葉たち』

『ぼくと魔法の言葉たち』

©2016 A&E Television Networks, LLC. All Rights Reserved.

YABO人:オーウェンの父、ロン・サスカインド
「言葉を失った息子と会話がしたい」

自閉症のため2歳で言葉を失い、誰ともコミュニケーションを取れなくなってしまったオーウェン。しかし、もごもごと発する言葉が、実は毎日繰り返し観ているディズニー・アニメーションのセリフだと父が気づく。ディズニーキャラクターになりきって語りかけると、オーウェンがセリフで父に返した。大好きなディズニー・アニメーションを通じて少しずつ言葉を取り戻していったオーウェンが、自立を勝ち取るまでを描いたドキュメンタリー。
クライマックスはフランスで行われた国際会議でのスピーチ。原稿が書けないと悩むオーウェンに父は手助けせず、「自分の言葉で書く」ことを伝えた。自分で考えたスピーチの内容はシンプルだが心を打つ。

『ぼくと魔法の言葉たち』
4月上旬よりシネスイッチ銀座ほかにて全国順次ロードショー
監督:ロジャー・ロス・ウィリアムズ
出演:オーウェン・サスカインド 、ロン・サスカインド、コーネリア・サスカインド 、 ウォルト・サスカインド
©2016 A&E Television Networks, LLC. All Rights Reserved.
公式サイト:http://www.transformer.co.jp/m/bokutomahou/

『ねこあつめの家』

『ねこあつめの家』 

©2017 Hit-Point/『映画ねこあつめ』製作委員会

YABO人:編集者ミチル(忽那汐里)
「佐久本先生はいいものを持っているはず。連載を止めずに続けてさせたい」

若くして新人賞を受賞したものの、その後は鳴かず飛ばずの小説家の佐久本勝(伊藤淳史)。編集者ミチル(忽那汐里)は必死にサポートするが実を結ばない。佐久本は怪しげな占い師のアドバイスで片田舎の古民家に逃げるように移り住む。ミチルは佐久本の連載継続のため編集会議で必死に発言し、田舎まではるばる通ってくる。しかし、佐久本は相変わらず小説が書けない。途方に暮れて縁側で庭を眺めていると、1匹の猫がふらりとやってきて、しばらくすると庭から出て行ってしまった。その猫が気になった佐久本はペットショップの店主・洋子(木村多江)からアドバイスをもらい、猫好みの庭作りを始める。こうして若き小説家の“ねこあつめ”の生活が始まった。
超人気アプリが実写映画化。10匹以上の猫が家の中や外で自由気ままに寛ぐ姿を見ていると、こちらまで癒される。

『ねこあつめの家』
2017年4月8日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国公開
監督:蔵方政俊
出演:伊藤淳史 忽那汐里
戸田昌宏 大久保佳代子 / 青戸浩香 大嶺創羽 村木藤志郎 大山うさぎ
田口トモロヲ / 木村多江
©2017 Hit-Point/『映画ねこあつめ』製作委員会
公式サイト:http://nekoatsume-movie.com/
公式Twitter: https://twitter.com/nekoatsumemovie
公式Facebook:https://www.facebook.com/nekoatsume.movie/

『パージ:大統領令』

『パージ:大統領令』

©2016 Universal Studios.

YABO人:18年前に家族をパージで斬殺され、ひとり生き残ったローン上院議員(エリザベス・ミッチェル)
「自分が大統領になって忌まわしい制度を廃止する」

パージとは1年に一晩だけ、殺人を含むすべての犯罪が許される法律。政府はパージを犯罪抑制の最終手段として容認していたが、賛成派と反対派との間で国内は分断。ローン上院議員は制度廃止を公約に大統領選に臨む。そしてパージ当日。賛成派はパージを利用してローン上院議員を暗殺しようとしていた。

『パージ』、『パージ:アナーキー』と続く3部作の最終章。1作目が富裕層、2作目が貧困層、そして今回は政治家を描く。低予算ながらも、累計世界興行収入300億円を突破した、想像を絶するエクストリーム・スリラー。
この作品にもローン上院議員のほかにも、YABO人が多数存在する。ローン上院議員の警護に当たるレオは2作目では交通事故で息子を失い、加害者をパージすることを望む人物として描かれ、今作では2作目の葛藤を踏まえての思いを抱きながらローンを警護する。革命指導者ビショップは1作目で狩られる対象として登場し、2作目で革命家となり、今作ではローン上院議員とは違う方法でパージを止めようとする。一方、賛成派の中心人物、オーエンズ牧師はストレスを暴力で発散させ、魂を浄化(パージ)させると唱えながら、その裏には政治的な意図、個人的な欲望がうごめく。

『パージ:大統領令』
4/14(金)TOHOシネマズ 日劇他にて緊急公開!
監督・脚本:ジェームズ・デモナコ
主演:フランク・グリロ
配給:パルコ
©2016 Universal Studios.
公式サイト:http://purge-movie.com/

2017-04-08 | Posted in NEWSComments Closed